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活舌・発声法(6/25)


講座テーマ「活舌と舌裏と音づくり」

 (1)言葉のクオリティー=はっきりしているかどうか。
  ・場面によって要求されるものが違ってくる。
   例えば、喋る、演じる、読むなど。
  ・日本ではクオリティーを分けることをしていない。
   本人にまかされている。本人が精度を上げようとしない限り良くならない。
  ・活舌というからには舌が問題。どのくらい分かっているか。
  ・舌を使わない限り、言葉は喋れない。
  ・舌を使って喋るのに疲れたという経験は?
  ◎口軟炎…舌を噛む
  ・鼻がないと生きていくのが大変だが、あって当たり前になっている。
  ・鼻と耳は動かない。唇は動かし放題。
  ・着実にことばにできる機能の素晴らしさ。
  ・舌は日常では意識していない。
 Q.舌の意識はいつから?
 A.
  ・仕事を始めて興味を持った(Aさん)
  ・大切だと思ったことは特別ない。(Bさん)
  ・おいしいものを感じる、お皿を舐める…(日常で舌で感じること)
 Q.何をするとパーフェクトでないと感じるか?
 A.・永遠のテーマです。(Bさん)
  ・当たり前についている、意識してみると面白いんだろうなと感じる。

 (2)舌部について
  ・ことばを学ぶ=舌を学ぶ
  ・ヨーロッパでは、そのことが知性をあらわす。
  ・舌のほうに興味があった。
   あとからプラトンなどが弁舌など喋ることも大切だよねと言い出した。

  ①舌尖、前舌、中舌、奥舌を使い分ける。
  (この動き回る舌をどう駆使するか。)
  ・活舌とは、舌を使い言語音をつくり出す仕事。
  ・音をつくる…子音をつくることが主流。しかし良いクオリティーに持っていくこと。
  ・調音(articulation)を行う。(調音点、調音法)

  ・劣化現象:外に対して鮮明でなくなってきた。
  「高齢者」
  ・入れ歯などは言い訳。
  ・声帯の劣化
  ・呼吸量(ふき出し)の低下
  ・一生懸命は喋るのだが…。
  ・言葉の実感が減る。
  ・芸のことをしている人は特に感じる。

  ◎言葉のクオリティーをupするには、個人の持つ母音の品度を上げること。
  ・「日本語の母音」は中舌を使っている。
   ・「イ」:舌を細くする。 
   ・「イ」の位置に向かって息をあてる。
       その戻ってきた音を響かせる(後口部)
   ・「エ」:舌の歯の前のところへ向かって。
   ・「ア」:下アゴの奥歯(暗い「ア」)、上アゴの奥歯(明るい「ア」)を響かせる。
   ・「オ」:口蓋垂に音を当てる様、舌をおろし開ける。
   ・「ウ」:舌の裏側が大事、オも、アも同様。裏側が響くと音は良くなる。
  
    それと合成して子音をつくる。
  ◎ナ、ラ、ダ、タ、カ、ガ、ヤ…難しい。
  ◎サ、ザ…舌が歯にくっつくとキレイに出ない。

  ・舌:鳴った息を運んでくる。

  <子音テキスト>(IMテキスト)
  ・カ行:舌を下の歯のところへ着けて「カケコミ」次に離して言う。
  ・サ行:同様の舌の位置で「サシシメス」
 
  ・舌と歯グキのところにつけて喋っている人は一般的にもいる。
   その状態で喋る役、キャラクターとなる。
  ・崩すこと、崩す日常をしている。その人のキャラクターとなる。

 ◎舌をどこにも着けない
  (口は横に開いてしまうと舌は下の歯のところに着いてしまう。)
  ↓
  鼻があいていないとできない、腹式呼吸となる。
  ・舌をうかせたまま喋る人は日本人の日常ではない。
  ・舌下小丘を探してみよう。磯貝先生個人チェック。
  ・舌下小丘を響かせる。
  ・舌小帯…これを使って言葉をつくる。
  ・歴代首相でいい声の人はいるか?
  →中曽根元首相はいいほう。ノドで喋っていた。

  ・舌を使ってその人のキャラクターをすることができる。
 ◎舌を少し下げる(タテ口にしてあくびをした時のような形)
  ・ノドを使って舌を下げる。少し広げようとする。
   下顎の裏側?の辺りを響かせる。

  “舌の使い方で音を良くしましょう”
  ・平舌で喋れない、そういう人は鮮明に喋る。
  ・自分の趣向は他人には通じていない。
  →「言い易いのと、聞いていていい(聞き易い)のとはまったく別」

  ・セリフ…普通にセリフをいうと言い易いけれど、
   聞き易いというのは別というのが大原則。

(3)舌裏と音づくり
 ◎舌の裏側(舌は浮かせておく)で共鳴と発語
  ・「イ・エ・ア・オ・ウ」
  ・「イ」がおかしい。誰が聞いても「イ」だという音をつくる。
  ・「ア・オ・ウ」はつくりやすい。
  ・「イ・エ」という前の母音はつくりにくい。
  ・「イ・エ・ア」…磯貝先生と一緒に注意すると舌は少し動いている。
  ・「ウ」がまずい。
  ・Bさん:少し「オ」が入っている。
  ・再度「イ・エ・ア・オ・ウ」→いい声になりました!

  ・舌の表面の実感が言うことの実感となっている。
   例:田中角栄

 ◎聞く時も舌の先は浮いている(磯貝先生)
  ・平舌:エネルギーが低く、鮮明でないが、舌を浮かせて聞いていると
      意味が飛び込んでくる。

 ◎口の奥を響かせる(タテ口にして舌を下げると、口の奥が開く)
  ・鳴りと響きがいい塩梅になるように舌を使う。
  ・舌裏を鳴らすほうが、声帯からダイレクトなのでラクだし、いい音になる。
  EX-「きちがい」「いきちがい」「にちにち」

 ◎舌尖-舌裏-声帯
  ・「ありがとう」:その声で、その実感をつくれば、伝わる。
  ・初めに気持ちをつくると上ずってしまうので、伝わらない。
  ・喋り方が変わると、人格が変わったと言われるヨ。
  
  ・日本人は舌面で言いたがる。
  ・暑い、寒いなど息を吐きたがる。
  
  ・意味を咀嚼して喋るようになれば、日本は変わる…?
  ・子どもは、こういう教育をしたほうがいい。
   要点をまとめることができない。
   考えて選ぶだけでは育たないのではないかな…。
 ◎「ことばのつくり方、音声のつくり方が思考をつくる」
  喋った分だけ考えているよ…となる。
  ↓
  そうなったら落ち着いてラクになると思うのだが。
  ネットワークをみても落ち着きがなくなってきた。

 ◎Bさん:スピード化はされている。テレビのテロップが速い。
 ◎Aさん:考えさせない。受動化させている(テレビ)
 ◎磯貝先生:光量が大きくて見ていられない(テレビ)
       マルチタスクなので、画面も大きくなる。人間は好んでいるのか。
       制作上の問題か。
       情報シャットアウト世界…うちはそうだナ。
  ・子どものいじめ、引きこもり:今日は、昨日の次の日、ということを、
   いろいろな文章でつくれる(昨日の次の日は今日…など)。
   与えられるだけでは選ぶことができない。
  ・だまされない大人になるために…舌裏で聞いて、話すとだまされなく
                  なるのでは。
  ・喉頭懸垂からすすめて、舌の裏を使うことを今ではしている。

 EX-「東京駅」「東京都」…舌で実感すること。
 ◎「東京都知事」と言ったときに猪瀬さんの顔が出てくればいい。
   初めから思い浮かべて出すのではない。

 EX-「うちのおじいさん」
  「うちのおばあさん」
  「うちのお父さん」
  「うちのお父さんと、うちのお母さんは夫婦です。」
  「うちのお父さんと、うちのおばあさんは兄弟ではありません。」
  喋って実感→そういう頭の使い方ができれば、決めるのがはやい。

◎「姿勢が大事」→脊柱と首、腰

 EX-「あさまやま」「うえのどうぶつえん」「したのどうぶつえん」
◎広がらない、絵が出てきたりもしない。

 EX-2人で電話をしてください。
 …口で考える。
 …頭で考えていてはことばは出てこない。
 …舌の裏側、ノドで考える。
 …息を止めて、閉じてしまう人がいるが、その逆。
◎聞くことは、待つこと。
◎喋り易くなってくる。

≪対話≫受け手は先ず同意する-という関係。
 ・聞きながら考える。
 ・鼻が開いている。喉が開いている。
 →その状態で聞く。

 ・自己を閉じていると⇒自分の思考や感情で相手の話を選別してしまう。
 ・思いで聞くと、思いでしか出さない。
 ・出さなければならないというところから始まる。
◎出せば始まる。
 →インプロにも通じる。しかし、もっと感覚的。
 今のは頭の体操。インプロには速さが求められている。
 
 ・何でなくてはいけないということはないが、
 情報だけで出しているので、ラクに出来る。
鼻が開いて、ノドが開いていれば、何でもいい。
 ・どんどん話を持っていける。トボけることもできる。
 自立した自分になる。投げ易いし、受け易い。
 
 ・日常をあげておく(白くしておく)、そうすると上がらない。
 
 ・話すとき、聞くとき。→リラックスのしている時は緩慢になっている。
 ・息がもやもやしている時は不鮮明。
  ・情はこもっているが真実味がない。
  ・日本人は情が好き。
  ・浮いた人生をしたい人。喋り方でその人の尺度が分かる。喋りが悪いのは
   思考が悪い。
  ・パブリックでの喋り方…枠にはめる必要性がある。

◎その人のもとに戻す-舌裏で考え、喋り、聞く。
 少しずつ人格も変わってくる。

◎時々、いつも、思い出して下さい。


◆本日の磯貝語録
 舌先を常に浮かして思考すると、①開いてくる②集中力がつく③頭が良くなる
 ④聞き易い、喋り易いことばとなる。2年訓練すると必ず変わる。
 別な人間になってくる。
◆本日の感想
 舌裏を意識したり、使ったりした事は今迄一回もありませんでした。ウソみたいに
 良い声(自分も他人も)が出て来るのに驚きました。
 "喉で考える"はとても衝撃的でした。


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