講座テーマ「歌の言葉づかいと発声」
[1]準備:常にアゴ楽に。(青木先生)
◯上下歯の間、ゆるめる。意識的に下アゴダラーン。
手の第1関節でグリグリ。
◯耳たぶの付け根、ほんの少し後ろ側へ回す→唾液出てくる。
◯耳の下から鎖骨に向かって、リンパを流す。
◯首:前に倒す→斜上向き→横(左・右)に倒す
→横から後ろへ向く様に(左・右)
※胸鎖乳突筋が伸びる
→旋回する。※椅子座位:足先の向き
◯肩甲骨を回す(回す方の手で肩を触る。反対の手で肩甲骨触る。)
前〜後ろへ。後ろ〜前へ。
◯背骨の周りたたきながら「ハミング」。鎖骨、胸骨も軽くたたきながら。
◯鼻先触りながら「ハミング」
[2]発声
○ハミング
♪ドシドシドシドシドー ♪ドーソーミードー(上から下降)
※必要なイキの量をつかむ。音程は鼻でとる。
♪リップトリル(片手はノドに当てて)
♪ドソミ ドミソ ドソミ ドミソ ドソミ ド
※慣れてきたら、鼻根に手当てて。ここで感じると楽に出来る。
◯歯の裏を舐める。上前歯〜上奥歯〜下奥歯〜下前歯。左右を3周ずつ。
◯舌を斜上前へ突き出す→引っ込める(ノド触って、舌根降りること確認)
◯首と頭の付根をほぐす。
[3]課題曲歌唱
♪Caro mio ben
◯「A」で。
※アンダーバスト両脇に手を置き「Shー」座骨歩き⇔吸うときは止めて良い。
鳩尾に指置き、それをはね返すように「Sh Sh Shー」
肋骨のきわ(横隔膜)をマッサージ。
◯「イ」(上下歯の間、指1本分開ける)
※複式をしようとするあまり、肋骨が固まってしまっていた。
使うイキの位置はもっと上(前回の「肺尖」、胸を高く保つということ)
◯「Ya」
◯「イタリア語」※縦口:両手で頬支えて
※音下降する時、イキも一緒に下がってしまう。
音はいつも自分の前にある。高さそのまま前に進む。
◎Lan-gui- の「 i」 縦口のままで。
☆子音で言葉のイメージを作る。
「cor(心)」縦口で。「sospira(ため息)」最初の「s」ため息っぽく。
◎「il」や「di」は、英語の「the」等に当たるので、そんなに強調しなくて良い。
◯一人ずつ
・M:頬のくぼみに手当て、口唇ラッパの口のようにして、歌詞を読む。
口の中(歯・舌)をもっと使う。(口の外側はそんなに動かさなくて良い)
一語(te)で音が動く(上がる)時、口の中のスペース少し広くする。
人中(鼻の下)に人差し指置いて、ここが動いていない。
◎肺の背側にイキが入るのを感じる(筋肉で無理に広げない)
☆「4秒呼吸」①4秒で吸う(背側に入るのを感じる) ②4秒そのまま保つ
③4秒で吐く「Shー」
・T:長いフレーズの前のブレスをしっかりと。
Sen-za(ツァ/しっかり言う)、tu-o(トゥーオ)、2音しっかり発音。
◎<予備体操>横向き、肘で支え腰上げる。
鳩尾と丹田に手当て、揺らしながら歌う。身体の中、固めると苦しくなる。
背側を意識して吸う、肩動いてもOK(肺尖は動くもの)。
・S:<全員共通>Senza di te (V) Langui- 苦しければブレスしてOK。
鼻先に指横一本置く。鼻先までが口のつもりで、鼻先でしゃべる。
もう片手で頬はさむ(縦口)。
<予備練習>「Ka」ドソミ ドソミ ド(上から下降
) ※最初の音の位置のまま落とさない。
縦口が出来ると良くなる。
☆縦口、人中は普段使わない筋肉を使う。歌のときはここを意識して。
♪からたちの花
☆慣れてきたので、楽譜に書いてあること(テヌート等々)をしっかり
やっていけると良い。とてもたくさん書き込んであるのでやらない手はない。
試演会:「Caro mio ben」と「からたちの花」は一人ずつ。「夏は来ぬ」は全員で。
◆本日の磯貝語録
<青木語録>音程は鼻でとりなさい。
◆本日の感想
1ヶ月ぶりの参加でした。その間いかに体が(顔も)固まっていたか、思い知る。
鼻の治療中だったのだが、ストレッチしたら活性化したためか、鼻水が止まらなく
なってしまった。イタリア語は顔の使い方(場所)を変えると音が変わるのを知った。
2013/07/06 (Sat) 10:00