2013年12月18日レッスンデータメモ
「ことば表現実践メソッド講座」
担当講師 磯貝靖洋
講座テーマ 「社会人のための言葉グレードアップ」
―仕上がりチェック・まとめスピーチ―
1 準備体操
座位…開脚片足曲げ前屈(上半身を意識的に前に伸ばす)
足を合わせ、膝、上半身をゆらゆら→お辞儀→左右の膝を動かし
ゆるめる
膝を少し曲げたまま、足を前に伸ばし前傾。
片足ずつ外転させ、股関節、坐骨を動かす(円を描くように)
両足を揃えて伸ばす→お辞儀
正座…両手を揃えて前に置く。首、背中、腰まで徐々に猫背にし、
ゆっくりもどす。
両手を逆手に置き、同様に首、背中腰のラインを丸め、もどす。
両掌を上にして、両膝脇に置く。
両手を胸の前で組んで、手首を動かす
両腕を前に組んで(掌を外側に向け、背中を伸展
立位…股関節運動ー骨盤を回す―足踏み
少し足を広げ膝を抜いて軽く屈伸ー足首をあげてバウンドするように
身体の力を抜く―足踏み(腿を上にあげるように)
両肩を上げるように肩を回す―脇の下で肩を動かす。
肘を高く上げ肩の上に。手は背中(首の付け根)に置き、
肘をさらに引き上げる(肩甲骨運動)―ほぐす
○肋骨―鳩尾から脇のラインを左右を前に、両脇を交互に突き出す。
後方へ左右を動かす―ほぐす(首の付け根、肩回り)
○鼠径部を動かして骨盤を動かす。鼠径部を後方に引き込む
○腸骨の高い部分を動かす
○仙骨に両手をあて、あちこち動かす。
両手を離し、全身クネクネ自由に動かす。
○顎関節―口を開閉し顎関節を滑らかに動かす(あくびがでれば、OK)
顎関節の奥、軟口蓋を引き上げるため、ゆるみ、
あくびが出る。頬の中央部の関節(筋突起)
発声時に喉の高い位置を開くと抜けてしまって、響かない。
(口の容積を縦に広げると声が響く)
横口では、舌が上にあがってしまい、口腔が狭くなり、響かない。
○後首(頭蓋骨の付け根)盆の窪をほぐすと声が響いてくる。
椅子座位―上半身をひねる(片足を膝に乗せる)→前にお辞儀
足を戻して、上半身をほぐす
2 ことば表現実践メソッドー今期のまとめ
スピーチ発表…「ちっちゃなクリスマスプレゼント」 1分間
○Iさん…“学生からのクリスマスプレゼント”
チョコのプレゼントとともに、卒業後日本で英語の教師を
目指すことを語ってくれた学生。
○Kさん…虚礼を廃す
英語の先生からのクリスマスプレゼント
ツリーの形をしたクッキー
hand in hand
「ちっちゃな」という」表現が、内容を限定してくれるので、まとめやすい
スピーチ…スピーカーの人からが伝わることが大切。
「話す」―聞く人がいる。
聞くことは、生きている状態で受け止めている。
出来事を共有する
情報のやりとりだけでは、本意は伝わらない。
物語…どれだけ人間が含まれているか、単に事象だけを伝えるのではない。
スピーチ…happy、ほのぼのとしたものを感じることが重要。
自分の経験、自分のこととして内容を考え、まとめる。
スピーチ原稿のセオリー・ヒューマニティー、ユーモアがあること。
どれだけ自分をひきつけて考えられるかがポイント
題ではなく、エッセンスを何にするかで、まとめやすくなる
身近で人間ぽい物、日常生活で何か面白いものがないか、
考えていること。
○映画の脚本を書く…子供が喜ぶ面白いストーリーなら、面白い子供を探す。
その子供と喋って、いろいろ引き出して、ヒントを見つける。
ウソっぽい作り話では、伝わらない。
○言いたいこと、書きたいことが、たくさんあるケース
→まとまらず、良い作品になりにくい。
○プロットをつくる時、たくさん材料があると決まらない。
ひとつ、「これ」というものがあれば良い。枝がたくさん付くと
散漫になってしまう。たくさん欲張ってしまうと焦点がぼけて、
つまらなくなる。
最近の作品は、部族作品、ある部分が共感するだけである。
ショートストーリー…食べ物を題材にする作家が増えている。
色、形…目に見える。視覚を意識する、視覚bに訴える表現を多く使う。
スタジオジブリ 鈴木プロジューサー
本質がなければ、だめだ。本質がわかってはいけない。アカデミックぽい
ものが、よい。
スピーチ…話す人自身の人間味、経験を自分の声で伝えるなら、
上手じゃなくても、十分聞き手に伝わる。
いい人格の人を書き込んで「これぞ」という声をだすと
人は、「おっ!」と思う。
スピーチ全体をアピールしようとすると、聞き手は“食傷気味”で
嫌気を感じる。
スピーチは、相手によって、テーマ、ドラマを変えていく必要がある。
○報告会のスピーチ…事象だけ伝えると、5分程度で飽きて、いやになる。
○Kさん…デ―タを使って現状を伝え、なぜか、背景など多少エピソードを
加えて話すと良い。
○社会学者のケース…キャラクターが出すぎていた。その先生の学問で社会学
ではなくなってしまった。本質的な内容を伝えた方がよい。
物事の具体的なこと、個人的なことが多い傾向がある。
聞き手は専門家…これが本質のテーマであると言い切る方が伝わる。
情報が多すぎては、伝わらない。
聞かれたこと、質問の時…一番重要なことを、スバリと答えられること。
自分の本質、信条を伝えていれば、曲がらない。―相手も理解できて伝わる。
書いたものを推敲し、声に出してみること。そうすることで、自分の身体に
内容が入ってくる。
○インタビュー
最終的に聞き出したい質問にたどりつ着くまに、どれだけ寄り道できるか。
それによって本質、キャラクターを引き出せるか。乗っかり上手になること。
投げかける話のきっかけが、いろいろあると良い。
インタビューを受け本質を語れないこと、人間性を出せない人は、それだけで
終わってしまう。
*コミュニケーションが人とうまくとれない
コミュニケーション障害と言われる事があるが、精神科と
コミュニケーション分野で、見解が異なる。
社会=人間=社会
○音声の持っているヒューマニティーは、絶大である。
自分で投影した文章は、読みやすい。
◆本日の磯貝語録
伝わるスピーチは、ヒューマニティー、ユモアがあること。その人の経験を
伝えるから、聞き手が聞こうとする。面白くないと、聞かない!
◆本日の感想
スピーチアクトとは何か。その声は何か。等とても具体的に学びました。
実際に話してみて、とても納得出来ました。
2013/12/18 (Wed) 19:30