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2014年 2月 4日(火)声ことば初級講座

2014年 2月 4日(火)声ことば初級講座

講座テーマ「通る声・届く声の発声法」

[1]ストレッチ
・手を組んで回す→前に突っ張って背中を丸める→腕ひしぎ(顔と腕の向きを逆に)
・腕と腰を使って肩をほぐす→ロールダウン&アップ(重心を変える。坐骨を動かして工夫)
・ロールダウンから手を床について、重心前後移動→そのまま腰を下ろして床へ。
・床:鼡径部を押しつぶすように前屈。
   足を前に投げ出した状態で坐骨をゴリゴリ。
   (回復運動)
※頭と腰、そして手の関係→現代は動きはおろか、考える事まで腰が担うようになった。
    (腰⇒骨盤)
【「知っている」ということと「分かる」ということが同居しているのが腰だと思え。】
 思うのは脳の仕事。実感するのは身体の仕事。
 ☆腰まわりの可動性が高まると、できることが増える。幅が出る。
 ☆足と骨盤は、乳鉢のような関係・
 
・床の続き:足を前に伸ばして(鼡径部を緩めて)前屈、両足首を持ってさらに前屈。
       手を後ろに着いて卍の形(股間を陥没させずに反るぐらいに)

[2]丹田運動(床面座位)
・丹田の出し入れ(分からなければ、1円玉を貼り付けるなど無理にでも意識。)
・椅子座位→坐骨が分かる座り方。頭を動かさずに骨盤を揺さぶる。
☆呼吸というのは上半身の出来事だ(決して口とその周りだけではない)
☆聞いた人間が分かるようにするのが言葉。
 →文字と音声は同じ。
 →わたくしが判断する事ではない。

[3]ことばで人に伝えるための(他人に通ずることばが出せるための)呼吸法
☆健康のための呼吸法ではない。
・「あした」という単語を使って練習する。
 →出すことに夢中になってる=人に聞かせる言葉ではない。
  やっているうちに疲れてくる。その先まで乗り越えていく。
 Q.自分の(出した)音を聴けるか、聴けないか?
 A.何度も発している言葉は何となく聴けているかも。
  →“聴く”と“チェックする”は違う。(ex.セリフの出来をチェックする)
   実は音声にのみ意味がある。
   つもりや想いが他人に伝わっているか否かは音声次第。

[4]呼吸と発声
☆人が情動で納得するには、多くの音声の種類が必要。
☆音は響きがあるから聞こえる。ことばの意味を“響き”で作る。
 自身の振動が強いものは聴こえにくい(ex.地声)
 繊細なものの方が聴こえやすい(ex.ハミング)
 →実感するための方法としてのハミング。その獲得のためのトレーニング。
 ①音を長くする。(話し言葉は全て短い。音を流し続けてみる。)
 ②鼻三味線。どんどん音を変える。高くしていく。
 ③ハミング。首筋と鼻の三角形を意識して(使って)出す。
  →音が高くなると、響きの位置が変わってくる。
☆この言葉が、相手に通ずるのか否かという問いを常に持っておく。
  →技術的な事はその後。この前提がなければ、伝わらない、表現できない。
   稽古場で生まれたものを客に伝えるのが役者の仕事。
   それは稽古場と同じことを舞台上でする、ということではない。
   想像力というスパイス。
☆地声というのはなかなか通らない。(但し、“地声”の定義は人は分野でブレる)
  →地声=鼻が閉まった状態での母音5音→思ったより小さな音のはず。
  
※戯曲中の言葉を感覚に置き換え、役柄をヴァイオリンで表現したフランス人女優の話。
※自分の考えていることを照らす鏡が必要。自分にとってのそれを見つけ出す。

☆人間は全部「型」で生きている。(ということをまず決める。自由放任ではダメ。)
 「型」を声で作る。
 自分自身の納得や(ちっぽけな)経験は排除する。さもなくば伝わらない。

【ハミングひとつできないで、芝居をやろうだなんて図々しいことを考えるな】

◆本日の磯貝語録
 思うのは脳の仕事。実感するのは身体の仕事。

◆本日の感想
 ・声の幅はハミングの響きだということが納得できた。
 ・ハミングをやっていいんだということがわかった。
 ・台本を読む時、ハミングと地声でやってみるという方法論が新鮮だった。
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