FC2ブログ

声の学校・言葉の学校 (9/9)

 講座テーマ「使える声の正しい言葉発声法」

 [1] 準備体操―IM身体法(菅家準講師)

 [2] 呼吸の身体準備―胸部(肋骨)と腹腔(丹田)/椅子座位
 
  1)開脚、鼠径部を両手で押さえ、つぶすように上体を倒す。
    背面直立のまま。

  2)腸骨に両手を置き、肋骨を上に持ち上げ上体を引き上げる。
    肋骨、側腹の間に隙間ができるようにする。
    上胸部が開くように引き上げる。

  3)両手を上に引き上げ、肋間筋を伸ばし、そのまま左右に倒す。
    解放、ほぐす。

    Nさん…筋肉を動かすとともに内臓も動かして、柔軟にする。

  4)両腕を上に伸ばし左右にたおす方法、2通りある。
    ①ゆっくりしなやかに倒す。
    ②弓がしなるように、ギューと伸ばすように倒す。

  5)腹部…丹田出入れ  
    丹田を引き入れる→足首→ハムストリングス(内転筋―骨盤の内側)
    →鼠径部へのつながりがあることを意識。
    同時に背中、首の筋肉も使う
    身体全体を使って、丹田を引き入れる。(肩にはあまり力を入れない)
  
  6)内転筋を使って片足を持ちあげる  
    丹田の内側から背中につながっていることを意識して動かしていく。

    ○内転筋が弱いと腹式呼吸も上手くできない。
     足首を使って足先を引き上げる運動が、腿(内転筋)丹田まで
     つながっている。

  7)肋骨⇔骨盤(この間を使う)
    内転筋を使って丹田を動かす。

 [3]発声のシステム
  
  ◎社会生活に必要な声の性質
   
   ①張りがある声―エネルギーの高い声。
   ②通る声―届く声
   ③声量が豊かな声―ボリュームのある声
    ①~③はそれぞれどんな声が理解し、出せるようになると良い。
   
   ④嗄れない声・長くしゃべり続けられる声→社会に通用する声
   ⑤声質、声の有機性…心、精神、感性が関係する。
   ⑥透明度のある音質、音質が明瞭であること。

  ◎人間の出す声の種分け

   ①言葉のための声
   ②情動のための声
   ③生理的、感情を表す声。

  人間の音声を機械化して人工的音声をつくっていっても、
  情動は、なかなか表現できない。情動音声にならない。

  環境によって、音声をつくれるだろうか?
  環境の生理、情動活動を代弁し、音声化していく。

  ◎発声という仕事
   
  ○声にする時、“鳴り”と“響き”をつくっている。
   鳴りをつくって、次に響きをつくる。
   目的に対して、ちゃんと鳴ってちゃんと響く声が望ましい。

  ○声の種類
   喉頭発声-喉頭共鳴
  
   頭声発声=頭部共鳴

   胸部発声=前胸部共鳴

  「響く」―響くにふさわしい鳴り(エネルギー)によ起こる。
  
  ○言葉音は、口、鼻の響き肩に変えで作る。
   「イエアオウ」響きをつくると、聞きやすい。

   “発声”-鳴り(声帯の振動)
   
   “発音”‐響きの問題

  ◎発声
    “何のために”→“どのように”→“どこで”=声帯で(喉頭)
              ↓
           “どんな響きで” →言葉

   発声は言葉に直結している。
  
   「何のため」:「Ka」音を出す。→「かなしい」という言葉を伝えたい。

         「かなしい」(内容、情動)
          →かなしいという意味を音声で伝える。

   自分ができている、しゃべっている声は、どんな声なのか。
   言葉のバリエーションが少ない、感情がうまく表現できない。

  「何のために」「どのように(言い方、話し方」 
  
  「誰に」「どこで」「どんな響きで」
   
  言葉を口にするのだろう。

  条件がいろいろ重なっても、声に出せる人は、表現力がある。

 Ex:「めいわくだネ!」
   
 俳優になるなら30通りの言い方、表現ができること。
 ボキャブラリーを持っているなら、別な言葉で言えるか考える。
 日本人は、言い方の種類が少なく「紋切り型」になってしまいがちで、
 貧相である。
  
 ◎言い方、話し方は、そんなに表現が変わらず、発声でこそ
  変化、表現法の変化が幅広くできる。

  「ア」…150種類、少なくとも30種類の「ア」をだせること。

 ○安定した声が出せることが、重要である。
  
  “安定性”があるから崩すことができる。
  安定していると、同じようになって、面白くなくなる。

 ≪発声≫ 喉の実感を作り直す。
      響きの位置を作り直す。
      鳴り、響きをいつも作り直していかなければ、いけない。

 ◆本日の磯貝語録
  腹式呼吸のためには、足裏、内転筋、鼠径部骨盤の内側までつながった
  身体の動きができること。
  発声の仕方によって、言い方、声の表現が幅広くなる。

 ◆本日の感想
  声には様々なバリエーションがあり、出せることが好ましい。
  その人が豊かであればあるほど、声の種類を持っている。
  声が単一である、つまらない。


関連記事