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活舌・発音法(2015.11.26)

講師:磯貝靖洋
助手:出先拓也 益田喜晴

【今日のテーマ】
言葉の良い響き①

[磯貝メソッド身体法]
磯貝メソッドの身体法は、ただの準備運動ではありません。
ストレッチ効果が高いのは勿論の事、その繰り返しの中で、一つ一つの動きに対する理解を深める事により、磯貝メソッドを体得(=声と言葉を改善)する為の身体感覚を養い、整えます。従って、その取組姿勢如何で理解度に大きな違いが出てくる、「進化するストレッチ」といっても過言ではないでしょう。
流石にテクニカルクラスに参加される方々はしっかりと要点を捉え、どんどん理解を深めてらっしゃるようです。初回講座の時とは運動の質がはっきりと違います。恐らく、本編である講義においても、理解力・吸収力が確実に向上しているのではないかと感じました。因みに、磯貝メソ ッド身体法のキーポイントは「骨」と「体幹」です。

[内容]
▼兎に角、体を動かす!?
自由に体を動かします、但し、各関節を意識して。
更に一つの関節を動かすには体中の様々な部位が関与しているので、そこまで意識します。速く動くと疲れますし、動きが雑になります。かと言って、ゆっくり動くととてもしんどいです。正直、自由といいながらかなり拘束され、人間の体が如何に不自由かを思い知らされます。
しかし、動きます、兎に角、動きます。「よくわからない」と頭の意識で考えるよりも、身体の意識で反応します。その結果、戸惑いながらも、何だかわからないなりにも、各々某かの新しい発見があったようです。疲れた表情以上に、何かが開けた眼差しを湛えていました・・・が 、皆様、本当にお疲れ様でした。


▼谷川俊太郎 「はな」を先ず読んでみる
「これはこういう世界観だ」とか、「こういうキャラクターだ」等、何かのイメージを決めつけて声を確定するのではなく、様々な声を出すことにより、そこから喚起されるキャラクターと出会う。それはある意味、今まで知らなかった新たな自分に気付くことであり、何もないところか何かを見つけ出す「冒険行為」であり、つまりは「創造作業」である。
一方で、そこにはテキストがあり、その奥には作者という確固たる存在があるのでそこからの大きな逸脱は許されない。この拘束度の高い状況で、如何にして自分を殺して自分を活かすか? 不自由が故に自由と云うパラドックス・・・。キャラクターとは何ぞや・・・?

【本日の感想】
形を持たず瞬時に消えてしまう「声の響き」を扱い、究める面白さ。
「情報伝達」とは少し層の違う「表現」としての声の響き。
このクラスは表現者を目指す方が多いので、グレードの異なる「響き」を手に入れる為の第一歩になったのではないでしょうか? 「こえ」に直接関与する、口、喉、呼吸系統が重要な事は当然ですが、それらを活かす為に身体のあらゆる部分が支えています。それが「自分」という存在です。そしてその「自分」さえも、様々な人々や環境に支えられ活かされています。だからひとつの響きには自分でも想像のつかない程あらゆるものが凝縮されているのです。そんな磯貝メソッドの入門編にも感じました。
講座の最後に「これから始まることを考えると、とっても楽しいでしょ」と仰る磯貝先生の目の輝きがとても印象的でした。

20151126
文責 益田喜晴
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