講師:磯貝靖洋
助手:戸村健作、菅家ゆかり
【今日のテーマ】
発音⑦「口唇と舌」
▼磯貝メソッド身体法
・ストレッチしながらタンギング
・顎関節をゆるめる
・タンギングしながら坐骨歩き
・タンギング+3T
▼今期の振り返り+習得の確認(受講生の一人が、今季最後の参加のため)
理解できていないことを申告、実演してもらい、何ができていないかを確認。
・9月呼吸
①丹田の出し入れの位置が高い、丹田の出し入れの感覚がはっきりしない。
⇒足首、鼠径部、丹田の出し入れ(下から順番に確認する)
②呼吸時、横隔膜を広げ、収縮する位置が高く、呼吸量が少ない。
⇒背筋をもっと使えると良い。身体法を行う時に、肋間筋を良く動かすことで胸周りの筋肉が強化されると横隔膜が上手に使えるようになる。
・10月発声
①喉実感がまだ十分つかめていない 口の実感でなく、声は喉で鳴る。
②顎が決まらないと発声も上手くいかない→日常、しっかり噛むことでささえがしっかりする。
③目の前にいる人には話しかける。話す相手への意識が定まると呼吸、声が変わる。表情も変わる。言葉の佇まいも変わる。
・11月~12月発音
①「イ」「エ」が難しい。良い言葉を発するには、緊張の持続が必要。
②母音のさばきができるようになると、言葉がはっきりする。言葉を実感する。音を言っている実感がある→相手に伝わる。
③子音…舌の使い方が重要。子音の響く位置がわかると、声が明るくなり自分の言っていることが、わかる。
ex 「ハヒフヘホ」子音を作る場所と、響く位置を、一音ずつ手で触れて確認する
「パヒプペポ」音の粒を小さくする。(口唇の真ん中を使い、音を集める)
「マミムメモ」口唇音だが、響きのポイントを意識すると、舌の動きが変わり、音が良くなる。
今期学んだことを振り返り、個人のことをチェックしながら全体の重要な点を確認することが出来ました。
声や言葉を良くするために、磯貝メソッドでは身体づくり、自分の体への意識を高めることを重視しています。
受講生個々の姿勢が整い、動き良くなってきたので、これからが楽しみです。
【受講生の感想】
講座を受講して約8カ月、首や肩のラインが変わり胸まわりが大きくなりました。
毎回身体を動かし、呼吸をおこなっていることで、自分でも声やことばがしっかり出せるようになってきたと思います。
20151215
文責 菅家ゆかり
2015/12/17 (Thu) 15:58