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表現・話し方(2016.02.18)

講師:磯貝靖洋
助手:益田喜晴

本日のテーマ:長ゼリフと声

【身体法】
・IMB

【講座内容】
〇文を読む
・音の鮮明度、言葉の鮮明度が必要⇒脳は意味を限定する為に、一つの言葉から無数の記憶を辿る。⇒この作業が豊かである=言葉の感性が豊かである。
・言葉には新たな想像力を生み出す力がある。演劇はその想像合戦。だから面白い。
・この講座では言葉の感性を滅茶苦茶高めることを目指す。

〇言葉の音
・ex)「自分の名前をハッキリ言ったら、自分がわかった」という人がいた⇒音から実感出来ることがある。

〇独白(オセロー独白&エミリア長科白)~テーマ:この文章で人を興奮させたい(自分が興奮したら人は興奮できない)。
・大前提として、戯曲全てをやるわけではないのだから、渡されたテキストと対峙して、先入観にとらわれず自由に。
・初見であっても、出来る限り「こうだ!」と思って兎に角外に出す。間違っても崩れてもまずは構わない。⇔自分の中に入れ込む=すべて同じになってしまう。言葉の感性が貧相になる。
・人間の心は一つではない。言葉も同様で、一つの言葉はその裏に無数の意味を有する。それを探し出す事が「科白を読む」という事である=想像力。
・まずは書いてある事を真顔で、本気で言えるようにする。その上で裏の意味を埋め込んでゆく(最初から裏を作ると元気がなくなる)。この表裏の交錯が面白い。「書いてある通りのことが覆るんぢゃないか」と常に考えるのが俳優。
・身体の実感で科白を吐く。⇒実体験があれば抽き出しやすいが必ずしも全てではない(例:浮気者の役をやるためには浮気をしなければいけないのか)⇒実体験のない人が、想像で創造するから面白い。

【本日の磯貝語録】
・意味とは人を誘惑して想像させる為の道具である。
・言葉を止めない。通過しなければ次は出ない。
・自分の言葉にしようとするのではなく兎に角出す。上手い下手ではなく、出ていないから下手と言われる。
・思いや気持ちを中に入れない。良いも悪いも全部出したものをお客様に判断してもらう。
・自分の中のものを惜しげも無く全部出す。それが科白をやる功徳。
・お客様の前に出るとき、何をやったとしても、例え僅かでも必ず光明がなければならない。
・自分を変える時は音を変える。

【参加者の声】
・セリフはもとより日常でも、思いや想像を内に込めず、言葉を外にバンバン出したい。
・想像力をもっと上げたい。

文責 益田喜晴
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