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表現・話し方(2016.03.31)

講師:磯貝靖洋
助手:益田喜晴

本日のテーマ:キャラクターヴォイス

【身体法】
・IMB

【講座内容】◎キャラクターヴォイスとは(太宰治『人間失格』等をテキストにつかいながら) 
・良い声とは?
⇒現場のニーズに合わせると声が壊れる。医療機関は病人につきっきり。この状況下で良い声とは?
 常識の前に感性がある。
 
・蚤の鳴き声を出してみる。
⇒聞いた事がないが出せる→想像力=面白さ←それを喚起させる声=良い声
 
・快感情(嬉しい)で科白を吐く。
声=感情=生命
嬉しいを説明するではなく、嬉しい息を出せばいい。
声から自分のキャラクターを知る。
  
・身体を歪めて科白を吐く。
⇒頭で考えると声帯実感がなくなる→信頼されない声
 言っている“内容”ではなく“声”で本心かどうか、聞いている人がわかる。
 声帯の声が私である。これが変化するからキャラクターが生じる。
 ボイスキャラクターはあなたの持ち声である。声により自分の身の置き所を見極める。
 その声でどれだけ自分が納得するか。
⇔日常生活では受け入れてもらい難い=同調しづらい。
 →日本人は今まで本心を触らないようにする社会だった。
 ⇒社会や人に影響を受けやすい状況下で、アジャストが必要。

・年齢を変えて科白を吐く(3歳→15歳→20歳→35歳→55歳→75歳)
 声が変わる=齢を受け入れる。
 フィギュアやシェイプではなく声帯で変える。
 声帯の記憶で、過去・未来へ行ける。
 声に印象づける。これによって意見、行動をとる。
 ヴォイスキャラクター(声の性格)は化けるためのものではない。時間をかけてでもこれを掴む。

【担当助手感想】
キャラクターとは作り出すものではなく、本人が備えているもの。
しかし、運慶・快慶が仁王像を掘り出すように磨かなければ浮かび上がらない。
そのためにも自分を認知(認める)事。そのための媒体が声。特に地声である。
皆さん、戸惑いながらも、身体を使ってのアプローチで声が変わりました。

【本日の磯貝語録】
・言葉は知っているものしか出せないが、声は知らない音も出せる。
・色々な声が出せれば、色々な声が聞ける。出せる音しか聞けない。
・声を出す事は幸せだが、出しすぎると人の幸せまで食べ過ぎてしまう。
・声なくしてココロを表すのは大変だ。
・地の声は誰でもいい。

【参加者の声】
・言っている事が伝わらない自分が、何故かという事がわかった。良くない声で話していた。
・一度身につけた楽をした声が定着してしまった。それで自分が判断される事は怖い。
・混乱している。本心と本音について、昔の自分を思い出した。

文責 益田喜晴
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