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月刊「聲の力」 第4号(2016年1月22日 発行)

▼月刊「聲の力」第4号▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本メールは「声とことばの磯貝メソッド」がお届けするニュースレターです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (2016年1月22日 発行)

2016年もスタートして半月以上過ぎ、生活も本来のペースに戻ってきました。
暖かな年頭でしたが、寒中となり平年並みに気温も下がり、先日は都心でも 5~6センチ積雪を記録し、交通機関が大混乱。会社や学校にたどりつくのに普段の倍以上の時間がかかった方も多かったようです。
一年で最も寒い季節、体調や喉に気をつけてお過ごしください。
今年最初のニュースレター「月刊 聲の力」の第4号をお届けします。
本年も、声やことばに関係する情報をお届けしていきますので、お付き合いどうぞよろしくお願いいたします。


**** 目 次 ***************************

1.最近、どうですか? ―磯貝メソッドからのお知らせ

2.2016年 年頭所感 声とことばの磯貝メソッド主宰 磯貝靖洋

3.耳よりヴォイスケア情報「うがいは、何でしてますか?」

4. 地方塾からの便り/金沢より

5. 声とことばのちょっと嬉しいQ&A ~今さら聞けない声のこと~



■□最近、どうですか? ―磯貝メソッドからのお知らせ ・・・‥‥‥………

[1]【2/14(日)】俳優&声優向け「台詞の活舌チェック+ワークショップ」
  ――声の表現者に特化した、簡易なボイスチェック付きのWSです。
  http://isogai-method.com/archives/777

[2]【2/21(日)】冬のボイスチェック、開催決定!
  ――サイトがスマートフォン対応してより見やすく。お申込はお早めに。
  http://www.voice-check.com/

[3]【1月~】「磯貝メソッド声の学校」今年度後期(1~4月)参加者募集中!
  ――発声法から表現まで、日本語音声を幅広く学べるスクールです。
  http://isogai-method.com/archives/614
  
[4]【1/9(土)~】“ユニバーサルな音楽講座”うたショートレッスン!
  ――カンツォーネとシャンソンで、歌うことの楽しみをプロと一緒に。
  http://isogai-method.com/archives/628

[5]【日程調整OK】磯貝靖洋の個人レッスン受付中!
  ――舞台演出家、音楽指導者の顔も持つ磯貝靖洋のマンツーマンレッスン
  http://isogai-method.com/archives/524


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2.2016年 年頭所感 「芯をつかむ磯貝メソッド」
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あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
そして、本年がより平和な年となる様、皆さんと一緒に頑張ってゆきたいと思います。
いま、世界も日本も危ない方向に揺れ動いています。
“殺す”という行為に鈍感になり始めています。人の命が軽く扱われ始めています。
私達の日々は実態のない見てくれに踊らされ、皆、相当に疲れています。
電車の中は、スマホかスイミン人間ばかりです。
“なんでこんなに気にするのか!”と思いつつSNSの虜となり、心が偏平になっています。
実は、私達は、本当はもっと落ち着いて穏やかな人間です。一人一人の中は、ずーっと静かであたたかです。
どうも不自然で不都合と思いつつ過ごしておいでなのではないでしょうか。
早いほうが良い、遅れない様に等、神経症の方も多いようです。

人は皆、生まれながらに自分の中に、見えない、独自でまっすぐの「芯」を持っています。身体の芯を、心の芯を…。この芯は、一人一人の意識や思い、考え、様々な行動を決定し支える芯です。一般的にも芯のしっかりした人、芯の無い不安定な人等と言います。この芯は、直接触ることも、見ることも出来ません。
しかし、時折ピピピッと感じたり、“これか!”と掴むことが出来ます。その時は、自分の事がしっかり安定したり、大きな者と感じたりします。
昔の人は様々な修行により芯を掴み、研ぎ澄ます事をして来ました。
さて、磯貝メソッドの「声とことばを研(みが)く」事と、人の芯を研く事は、大きな共通項があります。一番の共通項は、人を大切にすることです。それは、ズレたりブレたりしない事だと思います。少し抽象的ですが、真中を掴み、まっすぐをやる事だと思います。磯貝メソッドはその修業の広場です。
身体を整え、耳を澄まし聴き、声を出し、言葉を紡いでいきます。
結果を急ぐと芯はブレ、失敗します。多くの人がご自分の芯を見つけ、研きにやって来られるのです。お待ち致します。

             声とことばの磯貝メソッド主宰 磯貝靖洋

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3.耳よりヴォイスケア情報 「うがいは、何でしていますか?」
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一年のうちで寒さが厳しく乾燥するこの季節は、ヴォイスケアが大切です。
こまめにうがいをされている方もいらっしゃることでしょう。
第3号で細かいうがいの方法についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
ところで、皆さんは、何でうがいをなさっていますか?
うがい薬でケアされている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、健康な時に普段からうがい薬を使うと、殺菌力が強すぎて、いい菌も殺してしまうのです。ですから、毎日のうがいは、水やぬるま湯、又はお茶で十分です。
特にお茶はカテキンが含まれるため、ペットボトルのお茶を持ち歩くと、いつでもこまめにうがいが出来て便利です。
えっ?帰宅してからでいいんじゃないですか?答えはNO!
ウイルスは、口や喉の粘膜に付着してから吸収されるまで約20分といわれますので、こまめにうがいをすることが大切なんです。
もちろん風邪をひいてしまった場合は、医師の診察を受けて、薬を飲み、殺菌力のあるうがい薬を使うなど、こじらせないように早めの対処がよいでしょう。
日常のうがいは、殺菌だけでなく喉を潤す効果もあります。
こまめにうがいをして、乾燥の季節を乗り切りましょう!

                (執筆 伊藤富士子、文責 磯貝)

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4. 地方塾からの便り―金沢より―
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新年おめでとうございます。ヴォイスサークル金沢です。

私達は、金沢で活躍する演劇人が中心となり、磯貝メソッドを学ぶ場として13年前に発足しました。

今年度までは林恒宏正講師が、月3回(基礎2回、朗読1回)の定例講座を担当していましたが、来年度からは新しく三井恵子・川本千晴準講師も指導に加わり、更に講座内容はパワーアップしていく予定です。

運営は、7名で構成された事務局で、会計や連絡等の役割を分担。より良い活動にしていくため、毎月1回のミーティングを行っています。

定例講座以外の活動としては、福祉施設等への出張公演「音の実」活動や、図書館や喫茶店等バラエティに富んだ場所での朗読公演の他、年に一度の成果発表会も毎回趣向を凝らしています。
一般向けには、どなたでも参加していただける講座も毎年実施しています。
昨年は「絵本を読む声」~こびととくつや(5月)・100万回生きた猫(10月)~を開催。
ここ数年では、歌の講座や「大人のための話し方~人前で話す時の声とことば~」講座など、たくさんの方にご参加いただきました。
今年も、声やことばに関する講座を企画し開催していきます。
またメンバー同士の親睦を深めるために「レクレーション部」も発足し、新年会や懇親会など楽しい企画も盛り沢山。

これからも、ヴォイスサークル金沢は、次々と新たな事にチャレンジしていきます。今後とも皆様よろしくお願い致します。
さて仙台から頂いたバトンを次は札幌にお渡しします。

                   (執筆 林恒宏、西尾美奈)

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5.声とことばのちょっと嬉しいQ&A~今さら聞けない声のこと~
 (声とことばに関する素朴な疑問に対して、磯貝メソッド講師陣がお答えします)
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■質問■
「声が通らない」と言われます。飲み会の幹事をよくやるので、マイクなしでみんなに話を聞いてもらう必要がある場面でいつも困ります。男性なので決して声が小さいわけではないと思います。通る声、って何ですか?

□答え□
周りが騒がしいと、つい大きな声でわめくようにしゃべってしまいがちです。
その場合、周囲の騒音と自分の声が混ざってしまい、聴き分けにくくなります。
 
「通る声」とは、喉の状態が良く、声帯が良く鳴り、息に勢いがあり、身体の部分(胸、首、口腔、鼻、頭骨等)に良く響いた声の事を言います。ただ強いとか、大きいだけでは通りません。

貴方の声を通る声に改善する方法を考えてみました。
1. しっかりした呼吸法 2. 正しい発声法 を身に付けることです。
専門のボイストレーナーに付いて練習なさるのが一番良いでしょう。
簡単に方法をご紹介します。

(1)下腹を内側に縮めるように、鼻から(口を閉じ)息を吸い込みます。
  その時、喉は開かずに少し閉じるように吸います。
(2)すみやかに息を止め、腰と背中側に力を入れお腹を支えます。
  (息が止まった状態)
(3)そのままで瞬間、首と下顎、前胸部を少し張り、話します。
  話す相手を意識し、そちらに向って声(ことば)を飛ばしてください。

慣れるまでは少し力みが入りますが、丁寧に練習します。声が嗄れた場合はすぐに止め、うがいをして少し休んでください。

                (執筆 蔭山理司、文責 磯貝)


■質問■
元々の声が小さく、大きな声でしゃべり続けるということができません。
できても、怒っているような感じになります。大きな声でも自然にしゃべれるようになるには、どうすればいいですか?

□答え□
声が小さくて困っていらっしゃるようですが、頑張ると、大きな声も出せるのですね。
でしたら、3つの問題が考えられます。

1.吐く息の勢いが弱い。
 声が小さい方の多くは、この状態にあります。
 声は、息に乗って前に飛んでゆくので、勢いよく吐かないと、息が口の端から漏れてしまい、声も沈んでしまい相手まで届きません。まずは、息を前に飛ばすようにしましょう。
 ストローを使って遠くにあるティッシュを息の力で揺らす練習なども、良いトレーニングになります。
2.息と声のささえがない。
 しゃべるためには、必要な強さの息を安定して長い時間吐くことができなければいけません。鼻からゆっくり息を吸うと、胸あるいはお腹が膨らみます。
 その膨らみをへこませないように、口から息を吐いてみましょう。
 いつもより安定して、強く長い息が吐けるのではないでしょうか。
 息を溜めたまま息を吐くこと、息をコントロールできることが、ささえです。
 安定した声を出すには、このささえが重要です。
3.響きが足りない。
 どんな楽器も、響きがなければ情けない音しか鳴りません。除夜の鐘も、たたいた音が、鐘の中で増幅するから遠くまで届くのです。
 人間の体も、楽器です。まずは口の奥を開いてみてください。上下の歯を噛んだまましゃべる練習をすると、口の奥が開く感覚が分かると思います。
 そして、口唇は横に開かずに縦に開けるようにしてください。これだけでも、響きが変わってきます。

これまで無意識に行ってきた呼吸や声を変えて自然にしゃべれるようになるには、少し時間がかかりますが、「体が覚える」まで、根気よく続ければ必ず変わります。

                (執筆 菱倉あゆみ、文責 磯貝)


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 編集後記
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◆寒さが厳しい季節、寒がりの私はこの時期、ひたすら身体を冷やさないように気をつけています。朝は白湯を飲み、紅茶にはショウガやシナモンを入れるなど、温かい食べ物、飲み物を摂り身体の中から温めます。
◆身体の外側は、手をこすったその手の温かさで体中をこすって温めます。
磯貝メソッドの講座でも、ストレッチの際に手をこすって、その後に喉や首、お腹、腰など全身を丁寧にこすって温めて、声を出すようにしています。
◆寒いと言っても、日が少し長くなり梅の花も咲き始め、春の気配を感じる様になりました。寒さに負けずに元気に冬を乗り切りましょう。(菅家)
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