FC2ブログ

月刊「聲の力」 第12号(2016年11月1日 発行)

▼月刊「聲の力」10月号 声の学校講座レポート「木曜歌講座」▼━━━━━━━━━━━━
本メールは「声とことばの磯貝メソッド」がお届けするニュースレターです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (2016年11月1日 発行)

紅葉前線が徐々に南下し、関東周辺でも美しい錦秋を楽しめる季節を迎えました。自然豊かな山間部で育った私にとって、鮮やかな色彩を目にし自然の恵みを感じるこの季節になると、口ずさむ歌があります。
「しずかなしずかな里の秋 おせどに木の実の落ちる夜は、
 ああかあさんとただ2人 栗の実にてます いろりばた」
童謡『里の秋』です。ふるさとを離れ何年経過しても、懐かしい秋の風景を思い起こさせてくれます。皆さんの心に残る歌は、どんな曲でしょうか。
今月の特集では、声の学校講座レポート「うた系講座」を取り上げ、歌の魅力を探っていきます。

________________________________________________________

■□ 磯貝メソッドからのお知らせ ■□
_______________________________________________________
 
[1]【9月~】「磯貝メソッド声の学校」2016年度中期(9~12月)参加者募集中!
――発声法から表現まで、日本語音声を幅広く学べるスクールです。
  残業しない水曜の夜に、大人の日本語学校「声とことばの基礎」開講!
http://isogai-method.com/guide

[2]【9月~】自分のペースですすめられる、トレーニングクラス!
――火曜夜は発声専門、土曜朝はメニュー別、好きな回数、好きな日にトレーニングできます。
http://isogai-method.com/guide

[3]ボイスチェック毎月開催!
――声とことばの健康診断です、11/23, 12/23, 2/19と実施します。
http://www.voice-check.com/

[4]Vocal Arts Service Center 10周年
―― Vocal Arts Service Centerは2017年7月7日に10周年を迎えます。
http://isogai-method.com/archives/1321

_/_/_/【今月のPick*Up】_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 特集 声の学校講座レポート【うた系講座―発声・歌唱法―】
  今月の特集テーマ 『木曜歌講座―VASCの歴史・歌の魅力―』
____________________________

「声の学校・声とことばの講座」の前身は、1977年オペラワークショップ(OWS)として設立されました。設立当初は、声楽家、ミュージカル俳優対象の歌中心のワークショップであったということをご存知でしたか?
現在の講座に参加している私たちも、歌は常日頃声の表現に大いに役立つといわれるのは何故なのか、それを知るために木曜の歌講座に潜入してきました。

=【発声・歌唱法講座】(毎週木曜日10時~12時)=

現在の受講生 10人。OWSから継続し30数年参加している方から2年半ほどの方まで、受講者の継続率の高い講座で、音大出身者や歌のキャリアが長い方が多く受講されています。
講座では、先生が選んだ課題曲の中から、自分が歌いたい曲をひとつ選び、レッスンをしていきます。当初はオペラのアリアなどクラシックの曲を取り上げることが多かったそうですが、次第に幅広いジャンルから選曲されるようになりました。日本や海外の芸術歌曲、唱歌、小唄や俗謡、なんと演歌を取り上げたこともあるそうで、驚きです。

今期の課題曲は山田耕筰。「この道」「あわて床屋」「樹立」「さくら」「赤とんぼ」「野薔薇」「砂山」等。
どれも有名で、私のよく知っている曲ばかりなのですが、皆さんの歌声を聞くと全く別の曲のように感じました。柔らかな美しい響きに歌詞の意味がしっかり伝わり、普段何気なく口ずさむ童謡とは違って、声も歌詞も耳にすっーと入ってきました。
先生からは、「口先でなく、身体に良く響いた声を出すこと」「息のささえをしっかりすること」「伴奏のメロディーに言葉をのせていくこと」「息をコントロールし明瞭な発音で歌うこと」等々、厳しい指摘がされました。
しかし、どのアドバイスも何だか聞いたことがあるような……?

「そうだわ!」私たちが参加している講座でも繰り返し言われている事と全く変わりありません。
声やことばで必要な基本はすべて「歌うこと」の中にあるのだと気付かされました。呼吸法、発声法、発音発語、話すことに大切な要素が、歌の表現にも全て活かされているのです。

受講生たちは、指摘されたポイントが、なぜ上手くいかないかをその場で考え理解し、発声や共鳴、発音の仕方を変えて、先生の指導に答える声で歌っていくのです。
大事なことは、「声を出せる身体を用意すること。柔らかい息で歌うこと。」でした。それを基本に、指導がなされていました。
かなりレベルの高い指導がされていましたが、何よりも先生と受講生の信頼関係があり、厳しくも音楽を楽しんでいることが伝わってきました。皆さんのいきいきとした表情が印象に残りました。

受講者の感想を伺ってみました。

☆磯貝メソッドは、きちんとした理論と実践に基づいているので、先生が仰る事も求められる音楽も出す声も、初めてお会いした30数年前からぶれがありません。
☆レベルによって手加減する事なく、何が大切か、どうすべきかを具体的に指導して下さいます。自分の身体や声が分かる様に、根本からしっかり指導して下さいます。
☆声は常に変化し、ちょっとした油断ですぐに崩れてしまいます。ここで学んだ事を引き出しに、常に調整・修正できるよう心がけています。
☆美しいメロディに乗せてメッセージを届けられることは、喜びだけれど難しさでもあります。
☆メロディ、リズム、言葉と決まり事や制約だらけの中で自由を得る事によって、様々なキャラクターを表現でき、時には時空をも超えてしまう喜びがあります。
☆いろいろなジャンルの曲を歌うチャンスがあり、歌うことが楽しいですし、元気でいられます。

皆様、ご協力ありがとうございました。

木曜歌講座では、公開レッスンや発表会も定期的に開催されています。また、個々人がそれぞれコンサートやイベントにも出演されているそうですから、是非機会がありましたら生の歌声に触れてみて下さい。当ニュースレターでも随時ご案内致しますので、お楽しみに。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
  編集後記
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
秋は、人の感性を豊かにしてくれる季節です。先日は友人のシャンソンのコンサートに足を運び、その歌声に感動しました。歌はいいものですねぇ~。
今回、歌の講座に参加してみて、響きのある声のすばらしさ、きちんと聞き取れる歌詞等を通し、基本ができていることの重要さを実感しました。次は、聞いて楽しむだけでなく、自分でも歌うことを楽しみたいと思います。
磯貝メソッドの声の学校には、初心者でも参加できる土曜日月2回開催の歌唱入門クラスもありますので、歌を歌ってみたい方は、お気軽にご参加ください。
私の目標、童謡の次は、シャンソンの「枯葉」などを歌えるようになりたいものです・・・。
関連記事