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実践セリフ(9/10)                               《ことば系》

9/10(日)実践セリフ

[1]ストレッチ(高田伸一)
 ・体をほぐす
  〈仰向け〉①.手の指をバラバラ(強さ、速さ、方向)に動かす
       ②.①のまま足の指をバラバラに動かす
       ③.②のまま手首、足首を動かす
       ④.③のまま肘、肩、膝を動かす  ※すべてバラバラに動かす
  〈2人組〉 向かい合って手を握る
       ①.お尻を後ろへ突き出すようにして体を伸ばす
       ②.横に並び手を上へ伸ばした状態で手を握り、重心をずらしてゆく
 ・首をほぐす
  〈立ち〉 足は肩幅→前屈→頭を下のまま体をゆする(首の力を抜くイメージ)
      →ロールアップ(ゆっくり起き上がる)
  〈2人組〉 マッサージ 
       肩をもむ(ほぐす)→腕、手先まで→肩甲骨の間に指を差し入れる

[2]源氏物語を読む(磯貝塾長)
  現代の劇は台本が軽すぎる。台本に力がない(語が軽い→思いが浅い)
  よって、演者が台本をどんどん深めなければいけない
  現代劇(文学)は言葉に対して軽薄である
     〃    心に対して軽薄 ⇒ 心の深さを表現できない
  古典文学は作者が一生かけて作り上げている。響きと流れが面白い。
  古典文学や詩を読むことは表現者にとって、とても重要である
  詩には、いろいろなルール(制約)がある。ルールがあるから自由がある 
  ルールがあるから言語を進歩させることができる
  昔は詩というものは“音”をしたためるものであった ⇒ 音情
 
 「源氏物語」
   単語、言い方が分からない(読み方)
    分からないものは、意味を分かろうとしないこと。まずは音(声)にしてみる
    一字一句の意味を分かろうとする人は表現者ではなく研究者
  
 〈語り〉:出した音(声)に対して反応がある
  息を流しながら、語と語をつなげていく
  “語り”を流すには、語を自分でつくって詠うこと

 〈「源氏物語」について〉
   “桐壺”光源氏が12才の頃まで(今でいうと11~15才くらいの扱い)
   内容が濃い ⇒ 読みが難しい
           意味を追いながら読まない
           読み出すと意味が分からなくても語の流れに乗れて読み易くなってくる
           自分の中へ意味を入れないことがコツ
           (目と口から頭に向って読むと流れにのれない。音を追うこと)

  ◎語音の流れ、響きを追い何回も繰り返すうち、状態や意味が自然に浮いてくる
   これを語感をつけるという。必ず、意味感情は音(声)と連動している

  ◎実は現代文よりも文語文のほうが読みやすい
   それは、文語文は内容が濃いのに簡潔に書いてあるから
   そして、雰囲気があり、音のエネルギーがある
   音にすることで世界をイメージしやくす自分自身をその世界に置きやすくなる
   空間を想像させてくれる

 〈読み〉:セリフを読むのではなく、しっかり相手にかけられるまで練習
   P21「限りある~」からP23「~まかでさせたまふ」まで
  
  Aさん:帝のセリフが男の泣き言のように聞こえない
      語が立って、流れができる読み方ができるとよい
  Bさん:セリフと地の違いを出すこと

 ◎演者は心の表現者である
  ホンの中に心を発見して、それを広げていくことが大事
  現代の表現者は、心を感じなくなった。ホンの中の心を見落としてしまう。心の感性が低下した
  ※心を古典から学ぶ

 ◆本日の磯貝語録:演劇は文学の世界、俳優はそれを声と身体で立体化する仕事
          言葉はルールのお陰で面倒だが深化し、進歩する。ルールが崩れると
          言葉の機能を失う。それは、人そのものがそうだからだ
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