美しい日本語の歌(2018.06.30)

講師:磯貝靖洋
助手:酒井真理子

本日のテーマ:昔の物語り歌は楽しい
(一寸法師、浦島太郎、金太郎)

【講座内容】
◎物語り歌は、絵本の物語りを歌にしたもの
・近年でいうと「赤胴鈴之助」などがある。
・「金太郎」の作曲者、田村虎蔵は「言文一致運動」の急先鋒。しゃべり言葉と書き言葉を同じにした。

【課題曲歌唱】
・歌詞読み(1人1番ずつ読む)
 歌ったことのない人は、他の人が読んでいる時、一緒に口を動かしてみる。
・楽譜通りでなく、自分が聞き覚えたように歌ってみる。(楽譜通りと2パターン)
・誰か相手を見つけて、語って聞かせる。
・「当て振り」しながら歌唱。身体で表せない限り言葉は死んでいる。
・最後は一人ずつ、選んだ1曲を当て振りしながら歌唱。

美しい日本語の歌講座風景20180630

○「一寸法師」「浦島太郎」は、物語やその一生を5番の歌詞の中にうまくまとめている。
 同じメロディーの繰り返しで、覚えやすい。思い出しやすい。
○やっていて「おかしい」「変だ」と思うことを、大真面目に本気で出来るようになると面白くなってくる。
○全てやるのではなく、必要なことをパッパッと押さえてやっていくと、他人はわかる。
○歌っている言葉や振りを「先取り」していく。「前振り」だと見ている人も想像してくれる。
○本日の「物語り歌」はリアリズム。前回までの「歌」はポエジー。

・前回6/16〜5/19までの課題曲を遡って復習。本日は13曲を歌唱。

【担当助手感想】
子供の頃、昔話は本からよりも「物語り歌」から先に触れたような気がする。
「当て振り歌い」の発表では、皆さん頭も身体もフル稼働されていた。
皆で歌う、相手に聞かせる。「物語り歌」は大変楽しい、そして懐深いものだと思った。

【担当ピアニスト感想】
振り付きで歌うと1番ごとにどんどん音楽が変化していって、一緒に演奏していて面白かった。

【本日の磯貝語録】
・歌はコミュニケーションツール。多少リズムや音が違っても、一緒にやることでエネルギーが高くなる。違っているからと、はじき出すものではない。
・自分を「道具」として共有する。

【参加者の声】
質問:「物語り歌」と前回までの「歌」、どのような違いを感じましたか?
・「歌」は言葉少なく壮大なイメージ。「物語り歌」は細かい描写あり、言葉の楽しさがある。
・「歌」はメロディーに言葉をのせていく。「物語」は言葉の実感がないとのっていけない。

20180630
文責 酒井真理子
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