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俳優発声中級(10/25)                            《ことば系》

(磯貝塾長)
「呼吸」の復習
 ・丹田の出し入れ
 ・鼡径部を仙骨に向かって引っ張る、戻す
   →脚の裏、ももの内側を使う。腰は立つ。
 ・鼻から息を吸い、丹田を止めたまま「a~」。
  息が足りなくなってきたら、鼡径部を引く(声は低くなる)。
 ・側腹に息を入れる(丹田は止め、鼡径部を使う)「a~」
  このとき、喉の後ろ(裏)、下を使っている。
  先程より音調は高くなる。

 ◎感情や意志を表現するには、丹田の支えが(呼吸や発声をするときよりも)
  さらに重要になってくる。そのためには、骨盤底、鼡径部の支え、動きが
  必要となる。足裏からエネルギーを吸い上げる。

 ◎呼吸、ことば、声のことを同時に行うとき、喉のsetは丹田でする(口ではない)。

 ◎呼吸は、上へも下へも広がるものである。

 ◎感情を表現するには、どこかで息を抜く必要がある。
  抜きっぱなし、張りっぱなしは表現にならない。

 「上腹部呼吸」
  ・吸-上腹部は前(横隔膜は上)、丹田は引く
  ・吐-上腹部は張って支えとする。
  ・上腹発声をすると、喉は降りる。喉は痛まない。はりのある声が出やすい。

 「思い」の言語
  ・キャラクターのない、無性格な「思い」をつくるのが一番難しい。
  ・「自分」の感情なしでエネルギーを上げる。これをまず声から行う。
  
  ・日本語の問題点は、ボキャブラリーが多すぎること。伝えるために沢山の言葉を
   使い、声(声の種類、響き、強弱、スピード、特に声音)で伝えることをしない。
   おかげで各人の思いにより、沢山の受け取り方ができてしまう。

  ・外国語の場合は、ひとつのことを表現する語は多くないので、声の変化で
   伝えようとする。そこで、声のエネルギーでダイレクトに伝えることができる。

  ・日本語でダイレクトに声で伝えるためには、新たに方法を発明する必要がある。
   まずは基礎エネルギーを上げなければならない。

 ◎感情表現とは、激した感情をどこまで分化していくかである。
   感情表現は、前からの連絡で成り立っている。その場その場のものではない。
   感情は、感覚から起こっている。

 ◎感情や意志を音声化するためには、まずテキストに書かれている
   芯の感情を捉えること。        
          
◆本日の磯貝語録
 ◎語音変化による心の変化をとらえること。
 ◎人に良い声を提供したいと思うのが俳優である。
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