11月25日(土)発声呼吸入門
[1]ウォーミングアップ (沖田講師)
(1) ストレッチ 丹田を中心に体をまわす
(2) 股割り
(3) 仰向けの状態で足の開脚
(4) 仰向け~両つま先が頭の上につくように体を丸める(腰がのびる)
(5) 肩入れ 四つんばいの姿勢から肩と頭を内側に入れ、伸ばす(左右交互)
[2]懸壅垂の鳴り(磯貝塾長)
・日本語の音声が違っている。ことばが共有できない(日常会話)
・話をするときに、修飾語を並べたてる(バプリックスピーキング)
・感情で解決しようとしている(引きこもり)
これらはみな、「声の問題で解決できる」というところに行き着いていない。
→声を出すことが当たり前すぎたから(日本におけるかつての水と同じ)
・日本語は、皆同一に感じ理解することはない。
・日本語の"い""え""あ""お""う"が地域や人によって違っている。
・今、日本人は他人と喋る時の客観的言語を持っていない。
(自分はよく分かるが、Youは分からない。SheやHeは、自分に
取り込んでわかったつもりになる。Youに対してもSheやHeと
同様の扱いをしようとする)
・これからは、見えないものを売る時代(触るか、聞かせるか)
→音声言語に頼る社会に移行しつつある(高齢化社会)
・喉を使って喋る 喉の状態、発声の仕方によって感情が変わる
→このことをわからないと聞くことができない
<エクササイズ①>舌を細くする
①舌を浮かせたまま、舌先を細く突き出す
唇の前に人差し指をかざし、指先を少しだけなめる
②①でつきだした舌先の状態(細い舌先)で奥に入れる
弛緩した状態で話しをするとコミュニケートできない。
<エクササイズ②>喉を開けて、響きを作る
①下顎か舌を離し、喉を開ける(縦口、生アクビに近い状態)
②①の状態で"あ"と発声(懸壅垂に響かせる)
個人チェック
Aさん:自分が分からない言葉は、人にも分からない。
自分が出している音を出して修正すること。
Bさん:1m先のマイクに向けて音をだすように。自分の中だけに入れない。
自分の外側の音を聞くこと。
Cさん:上唇の中心部は使っているが、口角を使っていない。
だが、口角を緊張し続けるのではなく、口角で支える。
Dさん:目の前にいる人に話す(横や後ろに人はいない)
空間意識を持つ。目の前の人に通じる音を出す。
Eさん:サンプルみたいに、きれいな音声。
Fさん(見学者):笛の実感がない。笛を下げて発声する。
エクササイズ②を二人一組で
◆本日の磯貝語録
日本人の情動表現は、ほとんど上半身である。
2006/11/25 (Sat) 23:00