11月30日(木)実践朗読
<詩の読み方⑥>
詩のことばと音楽性(磯貝塾長)
セリフ・・・たくさんやると新鮮さがなくなる(語感が生き生きしなくなる)
歌・・・・・練る→安定感(響きのつながり具合の調合をする)
・言葉の音(楽)性・・・語の説明にしない。語感のつながりで詩情をつくる。
◎空間の軌跡をつくる。
<試演会の練習>
Aさん:「夏草や兵どもが」
夏草と兵は同じ音程にしないほうがいい
Bさん:「狐のわざ」
説明が多い←口でやると説明になる
Cさん:「蜻蛉に寄す」
「寄す」について
・きす-漢文風に歌ったほうがいい。語音性を強調
・よす-和文風に。意味感情を語音で締めるように。
◎コツ、注意点
(1)説明しない
(2)途切れない
(3)イメージが起こってこないときは、ゆっくり歌っていると起ってくる。
それを繰り返し、語音から興す生理と感覚をつける。
◆本日の磯貝語録
詩を読む時、各フレーズの終部の読み方がむずかしい。
出すぎるとイヤらしい。引っ込むと分からない。
2006/11/30 (Thu) 23:00