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歌・演奏(1/18)                               《音楽系》

1月18日(木)歌・演奏

◎各自ストレッチ

◎「演奏する」ということ(磯貝塾長)
 ・そもそも、作品を理解する、こなすということは、目的があって行うこと。
  それ自体が目的となっては本末転倒である。目的とは、演奏することにより、
  目の前で聴いている人ひとりひとりに演奏の実体験をしてもらうこと、ひとりひと
  りと音楽でコミュニケーションをとるということ。勉強の段階から、聴いている人を
  想定しておかなければならない。
 ・演奏には、
  ①自分が知っている人のために演奏する 
  ②知らない人のために演奏する
  という2パターンがあり、普通は①から始まることが多い。

◎演奏における言語の違い
 ・日本語の歌を日本人の前で歌う場合、「日本語を伝える」ことを徹底的に
  行う必要がある。
 ・聴いている人にとっての異言語を扱う場合は、音楽的なものを丁寧に
  つくる必要がある。その上で、言語表現を拡大してゆく。

◎「亡き母に」(新川和江作詩・中田喜直作曲)
 ・詩を朗読する
  Aさん:詩と自分が対峙したものになっている。人に対するパフォーマンスではない。
  ⇒テキストをビジュアル化してみる。
   「おかあさん」という言葉は、各個人の中で言葉から喚起される「思い」の
   種類が一番多い言葉。これは各国共通である。
   「おかあさん」だけでなく「白い椿」「睡蓮の花」などもビジュアル化し、
   それに対して「おかあさん」と呼びかける。
  ⇒自分がつくった実体、ビジュアルを聴いている人にも思い起こさせる。
   心の中につくって溜め込むのではなく、目の前につくる。
   そのために呼びかける、歌いかけることをする。

 ・芸術家はサーヴィス業である。
  Artsは楽しいことであり、スゴイこと、大変なことではない。お客様を楽しませ
  なければならない。歌いかけ、呼びかけて、相手に届いているかを確認する。
  作品=人の思いを代弁し、ひとりひとりに(不特定多数ではなく)わからせようと
  いうこと。ひとりひとりの目の前に作品を見せること。ただの伝達ではなく、
  見せることが必要。

 ・歌ってみる
  「おかあさん」という言葉には数パターンのリズム、音型がある。
  各自がいくつかの「おかあさん」の状態をつくっておいて、音型に
  あてはめてみるという作業をする。
  自分の思いを音符に変化させるということ。

 ・エクササイズ(アーティキュレートをしっかりするために)
  歯を噛んだ、状態で歌う +舌を細くして歌う

◎「がらっぱの歌」(慶光院芙沙子作詩・中田喜直作曲)
 ・詩を読む。歯を噛み、舌を細くした状態で読む。
 ※2月になったら「詩」についての講座を行う。
  各自詩を作り、読むということをする。テーマは「バナナ」

◆本日の磯貝語録
 芸術家は、自分の演奏が相手に届いているかを確認する
 サーヴィス作業が必要である。
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