<戸村助手>
ストレッチ
中心感覚を意識しながら。絶対に息を止めないように。
首、肩、腰(骨盤の意識を持つこと)
<磯貝塾長>
一年間のテーマ
・まずは、自分の身体の実感を身につけてほしい。
・呼吸と発声-表現のための"呼吸"→表現呼吸
・音は耳で覚えなければ発することができない。良い音を覚えていくこと。
<注>訓練の中で、のどを壊さないようにするのが鉄則(こわさない)
[1]声は音である
何が良い音か?→雑音性の少ないクリアーな音
・音には伝播力が必要。当然、声にも伝播性の高さが要求される。
・音には、習熟性がある。慣れている音には違和感がない。
・弱い声ではダメ。強い声(エネルギーの高い声)が必要。
⇒体の支えと口の開け方、角度が正確であること。
一番大切になってくるのは「呼吸」⇒表現呼吸法
・無意識である生理状態=自然(じねん)→天然とは異なる
・音声のための呼吸は意識呼吸である→正確な意識じゃないとダメ
・呼吸運動のことを正確に理解することで呼吸のことがより良く
理解できるようになる→磯貝メソッド テキストp.6-8
創造的表現者は、同じ事を何度でも再現できる。
[2]表現呼吸法
表現目的に必要な呼吸を学習すること(意識的呼吸を無意識レベルに)
◎原則 鼻から吸う(脳幹のちょっと奥)
鼻から吸うことで、自分の精神のバランス、協調をとる
(テキストp.24の図参照)
◎副鼻腔にまで空気をため込む意識で
鼻からおでこに向けて吸ったものを副鼻腔(目の下あたり)にためる
cf.鏡の前での立姿-足は肩幅、骨盤をかえして腰をしめすぎない。
肩胛骨で支えるようにして、鼻から呼吸。
舌の位置も大切。ポジションは狭く。
正確に息を入れないと出すときもまずくなる。ツール(声道)を正確に作る。
☆次回から手鏡を持ってくること
[3]音声状態と人間と言語
人間の精神状態は、そのまま音声状態として現れてくる。
声に対する"音"という感覚と、"ことば"という感覚
◎日本語は表意言語(漢字)、ひらがなは情意言語
日本語での表現も、すべての人達に通じるのもにするために
音の違いで意味を伝える言語へ
まとめ
言語表現も、音声表現も、出すための準備としてどう入れるかが大切。
必要なところに入れるための精神状態、身体感覚、いろいろな呼吸運動を
これから覚え込んでいく。
◆本日の磯貝語録
音声は身体の一部である。言語は知である。
良い声とは、雑音がない声。
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