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俳優発声中級(4/25)                           《ことば系》

4月25日(水)俳優発声中級

[磯貝塾長講話]
 ・母音は動かさない(位置が重要)、子音は舌の動きが決定する。
 ・唇や舌の動きが少ない人は、自己主張の表出がへた。
 ・母音は響き(音源)で、音声(身体共鳴した声)は音波として伝わる。

 <社会と子音>
 ・古代人(大和)は、子音を使わず、母音だけで発し、穏やかに生きていたのでは
  ないか
 ・現代人は、言葉をはっきりしようとする(子音をたてる)。それは、争うために
  必要だからである。
 ・子音を明確にする感覚は、中世以降ではないか。近現代の物事を分けて
  明確化(論理化)するために、子音はどうしても必要であったのではないか?

 [1]母音について
 ・母音というのは、本来、空間、時間もろもろを共有したエネルギーの高いもので
  あったと考えられるが、現在は言語使用(情報性)が多く、広々としないものと
  なり、母音が狭い道具になってしまっている。道具にはなったが、心そのものを
  表す力が減り、説明の道具性が高くなった。

 ◎調音した母音は、喉を開け、喉頭共鳴にもどし、構音をする訓練が必要。
 ◎母音の本質は、言葉を構成するエネルギーであるより以前に、人間が身体的に
  (身体振動)波動を通し、距離感、空間性、時間性(特に不可視のもの)を実感
  できる事にあったのではないか。

 [2]子音構音の理念
 ・両唇音は、口唇の端(口角)のしまりと、ささえを正確に弁別すること。
  緩かったり、だらしないと良い音を発しない。
 ・なぜ、子音ができたのか?を考えてみる必要がある。民族による様々な子音が
  あるのはなぜか。
 ・母音は、空間や神に対する連絡性が強いのか。子音に人間の内的精神の欲求
  の処理の法具として必要だったのではないか?
 ・喉が閉まると人間は死んでしまう。開いたままでも死ぬ。喉は、生命そのものを
  感ずる場所であり、重要な個所である。この喉を振動させて出る(出す)音は、
  エネルギーが高く、よく伝わるものである。
 
 [3]本日のテキスト 構音練習
 ・テキスト「破裂音(両唇音、鼻音)子音構音資料」を読むことで、舌筋が
  鍛えられて、活舌(舌音運動)が良くなる。

 [4]子音調音原則
 ・日本語子音の調音は、口唇と舌で行う。特に、舌調音が大切であるが、舌先の
  運動性の高さが必要である。
 ・舌先の緊張性の低いところでは、子音は機能せず、言語は不明性が高くなる。

◆本日の磯貝語録
 10年ももたない事をするな
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