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俳優発声実践(4/12)                           《ことば系》

4月12日(木)俳優発声実践

[情の表現・意の表現](磯貝塾長)

 ・個人ストレッチ

[Ⅰ]本講座のめざすもの
 ・もっと自由にあまりふれていないものをやる
 ・人の"情""意""感"を表す。
  去年のテーマをさらに深め、つきつめる。

 ◎声とことばを深める。実のあるもの、自他共に実感のあるものにする。

 ◎意識の意を出す
 ◎本当は何がしたいのか。何をすればいいのか。
 ◎表現することを追求したい。
 
[Ⅱ]情の表現を考える
 ・日本の「情」表現は「思い」、喜怒哀楽の「気持ち」
 ・日本の話芸はおおらかに「喜怒哀楽」を往来する
 ・「意」で読むとつまらない。「情」で読むとおもしろい
 ・吉本がやっている笑いは「情」ではなく「喜怒哀楽」の笑い、つくりもの
 ・今、はじめてやるようにできるまで、よく練習する、練習させる
 ・落語は「情」のねちっこさ、しつこさ、「人間」 温度差、熱
 ・現代劇は関係のねちっこさ「情」を「意」で表す
  「意」ばかりで「情」が消えてしまった
 ・歌舞伎役者はみんなひとりを単位としそれを芝居で関係つける。
 ・日本人は「情」で生きている、「意」に「情」を写して表現する
 ・「喜怒哀楽」は日本人の心性の本性ではないか
  現代劇の台本に「情」が足りない。ストーリーと事件主義

 ◎日本人の「情」とはeros、だから根が深い

[Ⅲ]落語を噺す(情の演習)
 ・落語のおもしろさ 高座にすわってやる(ぎりぎりまで動く)
  足がないので「幽霊」の情(cf.義太夫は足がある)
 
 ・「崇徳院」 回し読み 情のことばばかり
 ・噺家は、一字一句全部覚える。そのうえで、アドリブを入れる、
  自分のことばになるまで練習する。いい本は読んでいて面白い。
 ・「情」はからだ(物体)を持つ。それぞれのことばについて実体がある。
  理知的にしない。からだのつきあいが「情」のセリフ
 ・からだを「喜怒哀楽」にあてはめる

 ◎情のある情景を経験しよう

 ・落語を読むと、自然に仕草が出る、拍子をとってしまう。
 ・やってみるとすごく大変(エネルギーがいるし、上がってきてしまう)
 ・日常会話を何役もこなす。多機能性が必要。
 
 セリフの稽古
 ・口先で雰囲気やつもりではダメ。セリフの実感→体感

◆本日の磯貝語録
 日本人の情はエロスである。情のある情景を経験しよう。
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