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俳優発声上級(4/8)                           《ことば系》

4月8日(日)俳優発声上級

 ストレッチ10分間 [磯貝塾長]

[Ⅰ]セリフ術とセリフ学「桜の園」(チェーホフ)による
  書いてあることより、どれだけの実感を作ることが出来るか。
   Aさん:ロパーヒン
   Bさん:ドゥニャーシャ
       ふたりとも、読みながら実感を持てていない。

 ・セリフは俳優の道具
 ・劇団とは、共通の言語、思想、コンセプトを持ち、表現を創るグループ
 ・受ける人(観客)に渡すための根拠は、全て台本の中にある

[Ⅱ]観客が高い金を払ってもよいと思われる演劇って何だろう
 ・見ている人が、常に発見する演劇
 ・観客と俳優が、両方楽しめて、場を共有できる演劇

 ・伝承できないものはアーツではない。
 ・登場してくる人物の状態を正確に表現する。

 ・俳優とは、自分以外のものの考え方を自分自身の中に作っておかなければ
  演じることは出来ない。原因作りが必要である。
 ・今までの役作り
  何歳、職業、人種、生活等の言葉の要素を決めてキャラクター作りをする。

[Ⅲ]磯貝メソッドの役作り法
 ・俳優がセリフを言いながら、リアルタイムに実感を持ち、他者と実感を交流し、
  実感を修正して、その役をデザインしていく。
 ・書いてある文字全てを裏付けしておく。分かったふりでセリフは言わない。
 ・俳優は、相手のセリフを受けなければならない(特に対語劇の場合)。
 ・聞いている時に、実感をためていられるか?
 ・相手の言っていること、自分の言っていることが複層しているのが俳優である。
  話しながら、同時に考え、他の事も感じる。

[Ⅳ]セリフの実感を持つエクササイズ/ことばと実感
 ・「おかえりなさいまし」と言いながら実感を持つ
   書いてあるセリフ以外の実感がある
   実感を研ぎ澄まして、自分の中ではっきりさせること。

 ・俳優は、どんな役でも「素晴らしい人間」である部分をつくり出すこと。
 ・俳優は、1人で出来ることを創る。
  (相手に左右されず、1人で出来ることを埋め尽くす)
 ・セリフを言いながらも感情がわき起こってくるのを待つ
       ⇒それを間という
 ・言っていることの根本原因の実感をもてるか?

 ・2人組みで発表
  Cさん、Dさん組み
   Cさん:列車が到着したのはいつなのか決められない
    →書いてないことは決めればよい。
  Eさん、Fさん組み
   その場における自分自身の実感を持つ。息は鼻から吐く。

 ・相手の話を聞きながら、感情が起こるのを待つ。
  (腹と呼吸を使い受けること)
 ・人間と人間の実感の交流を行う。
  自分の中にいる自分に話して実感を持つ。

 ◎喉の中(アンダーコード)に感情をつくる
  現代劇の芝居の練習は、情報のやりとりが早い。
  そうではなく、書いてあるセリフの原因を実感としてつくる。
  自然にやる 読みながら、様々な変化を受け入れること。

  自分のセリフを言い、実感しながら相手の反応より実感を修正する。
  自分のやり方ではない!

◆本日の磯貝語録
 ◎実感のあることば、実感のない言葉
 ◎俳優はヴァーチャルな想像は不用。実感出来る想像をつくり出すこと。
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