4月12日(木)歌・演奏
◎今期のテーマについて(磯貝塾長)
・このクラスは演奏家レベルのクラスなので、自分の楽器をちゃんと調節できる
ことが大切。
・今期は、声楽の基本"胸声"に戻る。
→しっかりと胸声に降りた声。そののどを維持しながら頭声にもっていく。
◎今までの声楽とこれからの声楽
・昔の声楽
F, A, Esでポジションをチェンジしていた。
↓
チェンジさせることの違和感
科学的アイデアにより、経験知を乗り越えられる様になった。
↓
音の高低による声区、チェンジ(喉、息、支え等の替え)をしない。
・21世紀の声楽の発声
下から息を吐かない、吹き上げない
↓
チェンジさせない
・日本で発声法のシフトが遅れた理由
日本の生活には低い音がなかった。
タンギングの問題→平舌で発話する傾向が高い
◎胸声区の作り直し
・喉を降ろして喉を開ける。胴全部で支える。
・響かせるところは、胸骨半分より上の部分
①深い息を使う
・腰の背面の支え
・腰を丸くして会陰を椅子につける意識で座る。
・息を腰背面に入れ、支えたまま息をまっすぐ前に吐く。
あるところまで息が無くなったら力を抜いて息を入れ直す。
会陰からの支えをマスターする
②口の開け方~喉開け~
・喉下げ→顎関節開け(下げ)前翼の奥、副鼻腔を響かせる
Lesson
舌は下の歯の付け根あたりをなめるような位置に
顎の力を抜く(特に上顎)
下顎を細かく左右に揺らす
※舌は動かさない。前に出しすぎないように。
下顎を動かすとき、下顎が前に出ないように。
発声練習
・会陰と腰の背面の支えを意識して。
・喉で音程を替えない。息だけで音程をかえる。
・息は前に前に流す。高音になっても後ろにひかない。
・息が先行。音を出そうと意識すると喉がしまってしまう。
・絶対、鼻から吸う。
③重心を下げる
肩幅に足を開いて、まっすぐ下に降りる。垂直に。
へっぴり腰にならないように。足の付け根の関節を柔らかく。
太ももの意識。戻るときも下への意識を持つ。
◆本日の磯貝語録
楽器(身体)の前面に向かって響きと息を出す発声法
(上、下の動きでなく前へ)
2007/04/12 (Thu) 23:00