4月13日(金)歌発声入門
◎ストレッチ(磯貝塾長)
・仙骨を返す
・座骨を支点に、息をはき出す
・股関節をゆるめる、しめる
[Ⅰ]音楽(歌)を考える
(1) 歌うときと喋るときの違いは何か?
・歌うときの方が「聴く能力」をより要求される。聴いた音を正確に記憶し、
自分が出した音との違いを修正していく。先ず、きく能力を開発すること。
むやみに大きく出さない。
◎音楽=音
音の生命とは何か?→ピュアであるということである。
音楽における美とはピュアである。クリアであるということ。
◎音楽は自分が出した音を知らない相手と共有するコミュニケーション能力の
高いものである。
[Ⅱ]テキストを歌う
◎小ぎつね
音を聴くときは、鼻と耳から柔らかく吸い込むように聴く。
出すときは逆。聴いた音を聴いたルートと逆に出す。
休符の長さは守るように。
聴きながら歌うこと。
◎茶つみ(聴きながら歌う)
イ:床に座り、膝を軽く開き、手は足首に置いた姿勢で
「a」で歌う。軟口蓋に響いている音を聴きながら歌う。
ロ:手を後ろにつき、腰を立てた状態で、下唇を前に出し、「u」で歌う。
椅子に座り、前傾姿勢になり、頭は下向きで軟口蓋に響かせながら歌う。
椅子に座り、前傾姿勢になり、顎を前に出して歌う(力は入れない)
・一息で音、言葉をつなげて歌うこと。言葉を先行させると音程が
正確でなくなる。音を先行させるおかげで、聴く人に情報伝達だけでなく、
イメージを喚起させることができる。聴く人にゆだねることにより、
コミュニケーションをとることができる。⇒そのためには喉をしめないこと。
◎さくらさくら
・鼻か顎を使うことによって、言葉はつくりやすくなる。
・顎を降ろして、喉をあけ、崩さずに歌う。
◎大きな古時計
・喉、口を開けた状態で歌う。
・歌い始めたら、ある一定の精神状態で最後まで歌うようにつくること。
(音列を崩さないように)
・歌は「声」を聴かせることである。良い声でことばをつくる。
・短い音符でも、音を自分の内側にひきこまずに前にだすこと。
◎歌の声の出し方
・喉(声帯)が軽く開いている状態で、やわらかく息を通す(後ろから
前へのイメージ)ことにより、やわらかく声帯を振動させる。
・胸骨に意識を置いて声を出そうとすること。振動を感じること。
音程が変わっても同じところで出す。
◆本日の磯貝語録
◎音楽が人に教えるものの1つ、ピュア、クリアがある
◎音楽は自分の出した音によって知らない相手とコニュニケーションを
とることができる
2007/04/13 (Fri) 23:00