※フォルマントの録音
・ここでは、やることはヤマほどある。その中で、獲得することを決めるのは本人。
自分がこれだっ!! というものを、パッとつかまえようとする、そのことが大切。
放っておいても芸はうまくならない。それが芸だ!! 積み重ねて、常に自分を
追い込んでプレッシャーを与えて、その先に出たもの、それが芸(アート)。
・「いい声」とは、思いではない。音の感覚であり、それを感じ取る感性、特に出す側の
実感として育てること。
・子音法をやっている。方法はいっぱいあるが、その中で、自分にとって"この音だ"と
いうものを見つけ、つかまえる能力。音で考え、どの音が良いものか、どの音がよく
聞こえるか、実感することを覚えていく。
・感覚を磨くには、プレッシャーと解放が一番。ムダなものをどんどんそぎ落としていく。
・感覚がいい=感性がいい
・感覚的になればなるほど、自分は消えていくが、感情的になると、自分は
肥大化されていく。
<子音 サ行構音>
◎「さししめします」と言ってみよう!
この音をクリアに出そうとすること。語の音を、感情の「さししめす」という
意味からではなく、語音の音の感覚で出すこと。自分の出そうとする音に対して
プレッシャーを与えること。
・子音構音は常に、唇と舌と下顎の実感をつかむこと。
テキスト 図8-40参照
・下顎にオトガイ舌骨筋と言う筋肉があり、それをしめる(下げる)ことで
喉が開き、口の中の空間が広くなる。響率があがり、S音が楽に出せるようなる。
オトガイ舌骨筋をしめるには、舌骨をゆるめず、左右を内側にしめ、上に浮かないよう
訓練すること。
・舌骨コントロールを鍛えるには、舌の裏側(舌小帯)を意識しながらオトガイをしめ、
後ろ首で支えるようにして覚える。
・テキスト サ行調音①を構音。
※鏡を見ながらチェックする
・やりすぎると喉が枯れる。普段意識しないプレッシャーをかけ、声(音)を
出しているので、丁寧に注意して行うこと。
・Sと言うデザインをして、これからサを描き、発語する。
◆本日の磯貝語録
「感覚の頭」を育てる。
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