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俳優発声中級(5/9)                           《ことば系》

5月9日(水)俳優発声中級

19:00- 個人ストレッチ
19:30- 言語について(磯貝塾長)

・言語には
  内言語(内声、自己言語)-あなたの内側の考えの語
  外言語(外声、他言語) -あなたの外諸物の考えの語

・この2思考で、人間は生きている(当然、内外を行き来している)。

・俳優は、他人が考えて文字化(台詞化)した内言語を、一応自分化して
 再生産し、今、あたかもあるように表現して出すのが仕事。

・文字言語は、どうにでも作れる。この「どうにでも」(どうするかはセンス次第)を様々に多様
 に表現できるのがアーティストである。

◎難しい内容を簡単な文にして書けるのがうまい作家。
 渡された台本を分かりやすく伝えようとするのが良い役者。

・「聴き手の頭」になって演じ、聞かせる事。「書き手の頭(考え)」では、
 作品を分析理解できるが、役者自身の身体が演じるものになりにくい。
 双方、各々次元のちがうこと。

・聴覚的、視覚的に何を出しているのか、明確に客に分からせるのが俳優の責任。
 内言語に入りすぎないこと。

・「おまえを」の「お」と「を」は仕事が違うので音が異なる。この違いが
 分からないで意味の違いを表そうとしても、客には伝わらない。

・俳優は、具体的であるべき。そして、明確のままにしない。俳優の考え方は、
 「あ」は「あ」だし、「い」は「い」だしと、明確なこと。

・音声が状態にのっていないとうそくさい芝居になる。感情をおこしてから
 演じるのではなく、書いてある文字から感情をつかみ、はき出すこと。

 <子音演習-S行、Z行構音>
  S  サ行が苦手な人は、喋り方がうまくない。
     唇を動かすクセを付けることが必要。

・セリフ劇で大切なのは、声と言葉と身体。そして声と言葉が出てくる出口と
 入り口→口 これがとても重要→はじまり。

◎音声には「重い、軽い」がある。重いS音を出すには、舌を前顎からオトガイ筋に
 力を入れて話し、息を歯茎に当てる。

・S音は、上の歯と下の歯が接した摩擦音。

・テキストを「読んで」もうまくはなりません。しかし「発語していくこと」で、
 身体的負荷をかけ、舌や顎が発達してうまく伝える様になる。

◆本日の磯貝語録
 音声には「重い」「軽い」がある(気持ちが音を重くするのではない)。
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