<戸村助手>
・ストレッチ
首、背中、上体、下半身のストレッチ。
ペアになって、相手が触ったところを意識的に伸ばす。
<磯貝塾長>
・前回の復習 ~呼吸について~(意識呼吸と無意識呼吸)
呼吸運動によってエネルギーが生み出され、又、エネルギーを使う。
無意識呼吸は必要最低限のみ。より大きくエネルギーを使いたい→意識的
⇒"呼吸法を学ぶ"というのは、呼吸運動を意識的に行う方法論のこと。
・配布テキスト「呼吸法訓練テキスト」より
肺胞は収縮性のある内臓器が下方に下がり、連動して横隔膜が下がって
スペースが広がることにより、肺胞がふくらんで空気が入る。
口から吸うから入るわけではない。
↓
どうやって呼吸すればよいか
※横隔膜は自分では動けないため、まわりの筋肉に
ひっぱってもらう必要がある。
↓
(1)腹腔部呼吸
(2)胸背部呼吸
◎呼吸法訓練 実践
呼吸法の原則=絶対に鼻から吸うこと。
※口から吸うと、声帯を空気が通り声帯がかわく。
◎口は消化器官。呼吸器は鼻。
鼻は、自動的に開いた喉とつながる。まんべんなく肺に入る。
鼻と喉が開いていればいい(あくびが出る状態)。
吸い方がまずいと、正しく吐く(声を出す)こともできない。
1.(Ⅱ)胸背部呼吸
①肋骨呼吸
みぞおちの高さで、横隔膜を横に張り出す。この運動が第1原則。
まずは各項目([Ⅰ]-①-(1)、[Ⅰ]-②-(1) etc)の(1)の運動ができるようになること。
◎物事を意識的にやろうとする時、頭頂部まで意識を持つこと。呼吸の時も
頭頂部が自分の身体の一番上であるということを意識できるようにする。
頭頂部まで意識をもっていけるようになると、自然と鼻が開くように
なってくる。
・表現は意識の問題。感情の反射ではない。
人に伝えるためには、高いエネルギーが必要なので、
意識が全身にまわってなければいけない。
↓
呼吸によって自分の身体の細部まで意識できることを基に
"表現呼吸法"をつくり上げてゆく。
・人が聴きやすい安定した声を出そうと思ったら、あまり高い声でない方がいい。
低めの声。
・音は振動。自分の身体が振動する声をつくる。自分が納得する声=自分の身体が
振動する声。
2."腹腔部呼吸法"
消化器の外側にある筋肉を収縮させ、内部の消化器を移動変形させ、
横隔膜を動かす(下にひき降ろす)。
胸背部だけを使うときより即効力、持続力が高い。
①鼠径部呼吸
いすに浅く座る。鼠径部の筋肉を出したり引っ込めたりする。
②丹田呼吸
恥骨と鼠径部のちょうど真ん中(1/2位)の丹田の出し入れで呼吸。
(1)の運動と呼吸運動の連携が(2)、(3)
さらに、それに声を出すことをプラスして、呼吸運動と発声を結びつける。
◆本日の磯貝語録
人が生きる(生体)という事は、安定固定したものはなく、いつも動き
変化している。それが止まった事を死という。
◎呼吸運動大原則① 必ず鼻吸気をする。
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