5月25日(金)朗読発声
(1) ウオーミングアップ(各自)
(2)講座「読み聞かせの声とことば」(磯貝塾長)
至る所で朗読がはやっている。
・手軽、やりたい、子供に聴かせたい。
・養護施設でボランティア、他。
・生涯学習、自己実現等で、手軽に行うようになった。
・朗読芸を磨くまでに至っていない。また、事情により勝手に止める。
◎芸人はどんな条件でもやるべき事(芸)がやれる人。
芸能=神事(鎮魂)→であるはずだから、本来どんな世情のときでも芸能はやれるはず
◎”やる人が喜ぶ”と”聴く人が喜ぶ”に分かれる。
芸としてやることと自己実現のためにやることは違う。
ここでの基本は、他人に対しての出来高(他人が評価)。
↓
◎相手に伝える、伝わる(自分のためにやることとは絶対的に違う)
声がいい、悪いではなく"伝わる声"。
出す側(やる側)、受ける側(聴く側)双方に能力が備わっていて成り立つ。
受ける側が"受けている"ということを出す側がきちんと見て判断し、
その場で臨機応変に対応していくことが必要。⇒説得力
・いい、悪いというのは自分の中にはない(他の判断)。
・自分の意志や意識で対処できない範囲のことは山ほどある。
・私自身がどう納得するかではなく、作品をどう伝えるか、伝わったかが大事。
・伝えるための朗読を自分の中に獲得していないと伝えられない。
・実感のある主観が大事(観念的ではだめ)。身体感覚、そものもになる。
(3)朗読演習
・相手(聴き手)を想定してやる(各自個人練習)。
・読むのではなく喋る。
・自分の中に入れない。
・自分が思っていたことと違うことをやる→外でどう聞こえるか
Aさん:声の大きさをチェック、もっと外にだす。
Bさん:頭を使わせる、状況の変化をもっと激しく。
Cさん:自分の思い通りにさせない。自己の"思い"でしない。
Dさん:自由に。
◆本日の磯貝語録
芸人にとって必要なことは100%の主観と100%の客観。
その間を行き来するエネルギー。
2007/05/25 (Fri) 23:00