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俳優発声上級(6/10)                           《ことば系》

6月10日(日)俳優発声上級

[Ⅰ]全員ストレッチ(磯貝塾長)
 ①座ってかかとを踏む(上下運動)
 ②首の後ろを伸ばす
 ③背骨と肩胛骨を引き離す
 ④左右に肋骨を動かす

[Ⅱ]「歩く」
 肩の軸をつくり、腕は後ろに引く。その反動で前に腕を伸ばす。
 薬指を意識する。
 ・身体の中心軸を歩くときに崩さない
 ・かかとに重心を降ろす(踵骨をうかして歩かない)
 ・恥骨を前に引かれるように前進性をつける
 ・魅せようとする意識
 
 ◎歩くことを格好良くする=「俳優」であること

 ・下唇から息を水平に吐く。そのまま直線に歩き続ける。
 ・背中を意識する。その上で前面を前進させる。
 ・歩くときは、かかとで歩く(必ず踵で着地する)
  ゆっくり歩く、早く歩く
  「ho」→深い場所に息を当てながら歩く
  「o」→懸壅垂~軟口蓋
 ・下顎の前歯2本を使って顎を動かす→下顎に力が入ると頬に緊張がはしる
 ・「ホォー」という音を懸壅垂の奥に当てる。音程を変えながら歩く。

 ・人間は、眼に見えた「赤い花」を見て、思考をして、「赤い花」という音や文字を
  結果をつくる。

 「表現と認識のプロセス」
 ☆表現者は、「赤い花」という結果を基に原因を思考して、「赤い花」という
  音をつくる。「赤い花」という結果からすぐに「赤い花」という音をつくる
  のではない。

[Ⅲ]「桜の園」によるセリフ学③
 (チェーホフは自然主義リアリズム作家)

 ◎思うと考えるの違いの体感
  1+2= を思ってください。
  2+4= を考えてください。

  思う(概念) → 頭の中で感じる
  考える → 答えがあったり、発展させる言葉があったりするのは
           前頭葉の作業である

  主観を他人を理解してもらうためにそっくりそのまま出しても通じません。
  伝えるためには別の思考が必要。
  主観 - 思う 
  客観 - 考える  ←自己の客観性を持つのが俳優術

  生理的にも  考える  と    思う  事は違う 
            ↓         ↓
          自己の客体化   主観

 考える 「雷が落ちました」  どこに?
 思う 「火柱が立ちました」 火柱→熱いと思った

  ・結果の答えは「思う」のではなく「考える」

 ◎セリフの中で「考える」と「思う」を分ける

  ・完璧で人工的なものは、芝居にする必要はない。
  '生'である事、主観化 ⇆ 客観化
  ・前回の読みの時に、頭の中にあることを外につくる(客体化)。

 <テキストを読む>全て考え、セリフで読む
 p72~ その他
 p110~ 

  ①Letter  「赤い花」
  ②原因  「赤い花」
  ③思考  
  ④言葉  language
   ①~④へ行くのは俳優ではない
 考えて再構築する俳優→生々しさが出る

 考える→命題の前後も考える
     命題そのものは当然考えるが、他の物が明確に派生する
     etc. 先と前には何かあったのか。
    (考えるとは、進化すること。退化することではない)

 ◎口ゼリフではなく、のどセリフで読む(舌小帯/胸に音を下ろす)
  
  ・実感を持つ
  ・自己客観化する 鼻があいている 鼻呼吸
  ・芸人とは、外の判断に通じるように芸を磨く
  ・芸とは、出口(観客)をつくること
  
◆本日の磯貝語録
 俳優にとって、書かれたセリフはその役の思考の結果(出口)である。
 演じ手は思考の元である原因を探し出し、それを含めた出口(セリフ)
 読みをすること。
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