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俳優発声実践(6/1)                           《ことば系》

6月1日(金)俳優発声実践

[Ⅰ]心-知、情、意の世界
 意 心の中にこもりふさがること、思う、考える、はかる、気持ち
 イ わかる、事の内容、おもむき

 情 心からおこる求め心、心から乞い求める、欲求、心、気持ち
 ジョウ 心のはたらき、なさけ、思いやり、まごころ、男女の愛、おもむき

 知 神がのりうつりべらべら喋る意、知恵、知識、かしこい、知る
 チ 心に感じる、覚える、さとる(知覚、認識)

 <人間の精神現象を分析 ギリシャ哲学 ソクラテス-アリストテレス>

 情:外に向かってベクトルがある、求める方向がわかる
   歌舞伎、落語、しっくりくる
 意:内向き、決意、情報
 知:神がかり 感もある

 ・似通っていて分かちがたいが、3つの違いを持つこと。
  
 ◎情のことばと意のことばは違うと仮説をたてる
  言葉に対する立場をはっきりさせる

 ・自分の意見の時、人の書いたものの時
  意識しないで意味づけをしているが、それが意か情かわからない
 ・字で書かれている限り、ベースは「知」
  意は内と外の差が生じる。感じた状態を出力する。
 ・情はストレートに発する
 ・知は音、意と情を踏まえると神がかる

[Ⅱ]<演劇の芸術性>
 ・同時代性、今を生々しく伝える。そのときの状態を生として残す。今を肯定する。
  規範がくずれ、何でもありになった。古い物はいい。今の充足がいい。

 ・現代社会の特徴「欲望資本主義」:社会原理と生命原理
 ・自己中心的だと肥大化し滅びる
 ・客観より主観が強い
 ・現在おこっていることをそのままやるより
 ・告発する物をつくる方が面白い
 ・客観性という主観が強いのではないか

[Ⅲ]「意の言語」
  ブレヒト作「第三帝国の恐怖と貧困」岩淵訳
   意の表現としてやるにはどうするか考える

 ・事実性を確実に伝える。心の事実を見つけ出す。その原因、背景を見つける。うらづけ、前後関係
 ・<リアリズム演劇> 台本の成り立ちをすべて洗い出すことをしないと成立しない
 ・<意の台本> 人間関係、社会関係、背景
 ・ギリシャ悲劇
   心の関係を情念にもっていきやすい(神話で誇大妄想的)
 ・日本人は情をすぐ入れる。思いの世界ですらすらやってしまう
 ・意とは「考える」ことで、より伝えること。考えなくてもできそうなセリフでも
  自分の考えに他人の考えを加える

 ◎語尾を私有化しない。自分の思いに自分に入れない。しっかり伝える、出る。
   ことばそのもののエネルギーを出す。
 ◎「考えるポケットをたくさんもつ」どこで、何で

 ・いろいろな考えを表現する。情緒的にならない。

 ・鋭いテンポのある芝居になる
 ・「考える」と「思う」をしっかりわける
 ・考える感情を表す  ・「ハイル・ヒットラー」も考える
 ・自分の頭と他人の頭を切り換える  他人の頭に入れこんで考える。

◆本日の磯貝語録
 考える感情を表す。「考える」と「思う」を分ける。考えるポケットを沢山持つ。
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