6月28日(木)歌・演奏
[1]ことば構音と舌の関係
・舌芯をとらえる(舌の中心線を捉える。舌裏の中心線を捉える)
・舌面の意識
日本語の舌面意識は全体的に広い。広いと情念だけになってしまう。
◎情動と感情は違う。
・オペラのアリアを歌うならば、舌芯をとらえて舌面を狭く作る
・舌面の中心線意識と、上顎中心線、鼻中隔中心線、下顎骨中心
および喉頭中心、胸骨中心を一線につなげる。
感覚および実感を育てること。
[2]個人曲(Aria)指導
・Aさん
雑音が多い→呼吸の問題、ポジションが高い。
重心が高くなっているため、息が続かなくなっている。
喉から上に上げて作っているので、胸からみぞおちに向けて作る。
何かをしようとしない。息の流れでやること。鳩尾に重心を降ろす。
・Bさん
アリアをやるときは、なるべく自分の日常を持ち込まない。
どの音を響かせようとしているのか自分で決めないと、漠然とした音になる。
ロングトーンの練習が必要。次の音に行くとき、ポジション変化をしない。
舌の扱い
↓
言葉のためには、舌の動きは柔らかい程良い。しかし、音のためには
舌がやたら動かないほうが良い。
・Cさん(2回目)
フランス語が習得できないため、曲をかえた方がいい。
低い音を作れるような曲。フランス語はまた別途やりましょう。
次回、別の曲で優先的に練習。
・Dさん(2回目)
鼻に抜かないで、口から息を前に吐く練習。
下顎押さえて、オトガイ閉めて、息をしっかり前にだす。口の外側へ。
お腹ゆるめない。最後までしっかり支えること。
余分なこといっぱいしてる。上に上に動いてしまってるので、
息だけでやること。
◎胸声のための発声法
まずは、鼠径部までの体の支え。
◆本日の磯貝語録
舌芯をとらえる。中心感覚を持つ。
2007/06/28 (Thu) 20:00