[1]ストレッチ<戸村助手>
1.首のストレッチ(前後左右)
2.腕、肩、脇のストレッチ(腕まわし)
3.背中と胸骨のストレッチ(両手を前に組んで肩胛骨を伸ばす)
4.肩入れ(股割姿勢から肩を入れてひねる)
5.腸骨を中心にしての骨盤ストレッチ(股関節まわし)
6.座って足をゆるめる(回復運動)
7.床打ち(床を手の平で打ち抜く、指は開いて音で善し悪しを確かめる)
[2]講座(磯貝塾長)
・多様性のある呼吸を身につけること
・常に、反対の事があると考えること。他人と共通項を持つのは、人間は違う考えを
持つ生き物だから。
・機能性は(出力)各々異なるが、その器質性は皆同一である。
・器質は全部違うけれど、機能性は同じである。どちらも真理である。
・実態を共通項としてとらえて想像することを人間はできる。
・言葉は共通項である。「あ」は「あ」である。しかし、共通項としての「あ」が
明確に出せないと、それは「あ」ではなくなる。
「呼吸ささえ法による文章の読み分け」
テキスト
「そのことは、無理と分かってはいましたが、生きている内にどうしても富士山に
登りたいと思っていました。こう寝たきりになっては、唯の夢になってしまいました。
ところが、それを聞きつけたある登山家のグループが私を寝たままかついで富士
山頂に連れて行こうと計画を立ててくれたのです。お医者さんも仕方ない、ついて
行ってあげようということになりました。あと30日雨が降らないことを毎日祈ってい
ます。」
磯貝メソッド9種呼吸ささえによるテキストの読み替え
呼吸が変わる=キャラクターが変わる、言葉の感じ方が変わる
・無意識の呼吸を意識的にするのは、自分自身を実感し直し、実態を知り、おもしろく
生きていくための方法。
・まず、運動から入って呼吸をつかむ。そこから、表現への選択肢を見つけていく。
・無意識でいろいろな感情を出している。それを体におとして意識的にできるように
するには、訓練が必要。
・私達は、人間らしく、他人をおもしろくさせられるような表現を身につけること。
◎朗読の途中、二種のささえをブレスで切り替えて朗読してみる。
すると、明らかに自分の中の感じ方が変わる。当然、声の質も変わり、自分自身が
変わって感じることができた。
◎各ささえ点に意識を固定する。ささえ法ができていないと、非常に不安定で、動く。
◎日常は、各個人独自のささえ法(自然→楽)で生きているが、その場合、ほとんど
音声は口実感である。そのことばの意味実感は顔中心で、肢体ましてや下肢には
ない。 →浅い呼吸。
<重要> ことば意味の頭実感と体実感のちがい
◆本日の磯貝語録
'言葉の意味'とは、実感や実態を伴う
- 関連記事