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俳優発声初級(9/18)                           《ことば系》

9月18日(火)俳優発声初級

講座テーマ「のどの位置と舌」

[1]ストレッチ(戸村助手) 中心軸をつくる。
 ・中心軸を意識しながら腕を開いて上半身をひねる。
 ・手を上に伸ばして脇を伸ばす。中心軸を意識して重心移動
 ・仙骨から折れて脱力。ロールダウンからゆっくりロールアップ
 ・肩入れ
 ・バービー運動(?)なるべく音をたてないように。中心を感じながら。
  力でやらないように。
 ・2人1組でお互いの体をほぐしてあげる。

[2]ヴォーカル・コンクールについて(以下磯貝講師)
 [1]日本は宗教芸術が余り発達しなかった。世界的には宗教が芸術を作ってきた。
   仏教はあまり芸能に結びつかなかった。

 [2]芸能と芸術について-その神性ということ
  ◎元来、芸能は全世界で神事であった。そこには願いや感謝や恐れがあった。
   何よりも祈りがあった。現代では神性がなくなり、娯楽やたわむれとなり、祈りも
   消え、消費だけの芸能となった。芸能は社会的行為になった。その中で身を正し、
   鍛え、技と心を練り、神性を見つける芸を芸術としている。

  ・神性を探す能力(宗教でない宗教)
   神性-人間の意志の世界を逸脱したもの。
   芸術は新しい神様を見つけなければいけない。
   人間的な行為ではない世界。それは私の中に宿るものではない。
   -今後“神性”を見出す者、見つける人
     ①宗教学者  ②芸術家

  ◎芸能は人間同士が楽にやっているもの。社会的なものから解放して楽にして
   くれるもの

  信念の“信”は神を信じるの“信”。我を信じるのは我念。信念ではない。
  “念”は祈るということ。“信念”とは神に祈るということ。

 [3]神性の実感体験を語り合う。
  Q:“神性”を感じたことはあるか?どんな時、どんな形で?

  -人間にとっての神性は色々なものが混交したことで薄まった。

  芸能は自己解放が必要。
  頭でいくら考えても行動はできない。行動するのは身体。
  人間が生きているかどうかは身体が表す。

  ◎霊性と日常性は次元が異なる。

 [4]言葉と霊性  魂の波=魂の出現
  ・霊魂の世界で通じ合おうとしたために生まれた⇒ことば
  ・自分の考えていることを相手に伝える手段としてのことば
  ・何が何でもこの社会の中で違う次元のものを見る。
  ・“金へん”ではなく“神へん”の目で物を見る。
  ・頭だけではなく、自分たちの身辺感覚でそのことを体験していこうとすると
   芸術につながる
       ↓
   自分の思いで出す声だけでは表現できなくなる。
  ・日常、平生、社会の3~4次元以外のものを求めること。
  ・声は神性、霊性であり、物理的音ではない。
    神宿る声はどんな声もいい声。
    その啓蒙のためのコンクール
  ・役者にとっての声はセリフ(言葉)の道具ではない。
    舞台芸術は国としても1人の人間としても必要。壊れないもの。

[3]「発声共鳴法」
  声はひびき
  ひびいてない声は地球上の音として効果が薄い。

  同じ言葉でもひびきの度合いによって“品”が変わってくる。

  神様の前にでたら“畏れ”を感じるもの。
  ひびき=崇高さのあらわれ。

  横の価値観ではなく、一つ異なった次元、それと通じることが芸術。

  響きに関する具体的な話は次回。

  次元というものが分かるということが本質的にセットされている。-それが芸術。
  その次元を感じる能力。

◆本日の磯貝語録
 神性のない芸術はありえない!
 霊性と日常性は次元が異なる。

◆本日の感想
 今日の講座で、自分達のやっている演劇がすごーく薄っぺらの感じがした。あまり
 考えないし、好きな様にやっている。ましてや、神なんて考えない。すごーいもの
 かもしれないと思った。(M・Y)
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