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朗読発声(9/21)                              《ことば系》

9月21日(金)朗読発声

講座テーマ「物語の読み方 現代文の語読み②」

①ストレッチ(各自)

②現代文の語り(磯貝講師)
 ・しゃべりとは?
 (皆の意見)会話、声に出す、制約なく発する言葉、息がめぐる

 喋る-武士は話す。農民は喋る(身分が高い人は話す、低い人は喋る)
    社会的作法のひとつ

 言語化←(相手)←喋る      話す     語る    読む(テキスト)
  ↓        テキストなし   云う 
 (文字化)     →相手有    噺家→(テキスト)→客  

 「お早うございます」⇒喋る、話す、語る、読む、噺家の各々で言い分ける
              (声と口調が違う)
 ・言葉の芸は言葉の厳密さが必要
 ・自分に対して喋るときに音声化しないで言語化すると“思う”になる
 ・産業が身分社会をこわし、身分社会の崩壊が言葉の崩壊を招いた
 ・しかし芸の場合はきちんと決める枠を与える。枠にはまって不自由になったおかげで
  自由なものが生まれてくる
 ・朗読の時には“喋っている”“話している”“語っている”“読んでいる”を
  使い分けること。
 ・語りの読みと朗読の読みは違う。
 ・「語り読み」は現代にそぐわなくなってきて「朗読の読み」になってきた
 ・話すとは客観化すること、話すから語りへ
 ・話芸で重要なことは客がいるということ。その客の反応を受けて変化すること。
 ・聴いている人間に伝え、その反応を受け取ること。
 ・地の文を話し口調にする。聴いている人に分からせようと努力する。
 ・伝えようとする。聴き手に提供していく。

③個人練習(各自&磯貝講師個人指導)
 ☆伝えることに重点をおく!
 (個人指導内容)
  ・助詞を捨てない。引かない。語尾(和語)は消さない。
  ・話している箇所と喋っている箇所を言い分ける。
  ・口の前で喋らない。奥歯よりは後ろで喋る。

④朗読  P.15 5行~
 注意点 ・“地”の部分が朗読の上手さを決定する。
       ・無意識で喋る速度で話すとつまらないものになる
       ・いいリズム、いい間。

 ☆Iさん 講評
  ・助詞を殺さない。助詞の扱いによって前の言葉が分かる。次に繋げる。
  ・「女房も長女も長男も」を直列と並列で読んでみる。場所を移動する。
   ⇒直列と並列で聞こえ方が異なる。
    立体化しようとするときは並列が効果的。
    直列の場合、直列とスクリュー(螺旋)がある。
  ・語る時に大切なこと
   アーティキュレート、リズム、アクセント、イントネーション、プロミネンス(強調声)・間
  ・地の文がまだ立体的でない。

 ☆Yさん 講評
  ・“ほっとした”という文に息を混ぜたのは効果的。
  ・“シ・オ・ム・ラ”をはっきり鳴らす。
   固有名詞は自分で読まずはっきり鳴らす。
   ※固有名詞練習“シオムラ”“ミワコ”“マユミ”音の道、形をつくる。
  ・物語のキーポイントを匂わせる読み、語り方で後に起こる出来事を想わせる。

⑤まとめ(磯貝講師)
 ・書いていることと本意の二重構造を出していく読みをする。
  書いている文字そのものをやろうとするとくどくなったりする。
  (日本の言語は二重構造になっている)
 ・前回は地のキャラクター読み。今回は地の文を具体的にした。

 ◎地の文は、構造的にはさまざまな説明や進行等を役としている場合が多い。
 文字読みしている者にとっては、字が内容を語り教えるので、理解できる。
 それを音で聞く場合は、語り手が、声でのみ伝えねばならない。それは、生きた地、
 実態のある地文音で読む事が重要である。

◆本日の磯貝語録
 言葉の芸は言葉の厳密さが持ち味

◆本日の感想
 生きた地の文を読めるようになると、文章を立体的に読めることがわかった。表面に
 書かれたもの、その内に含まれたものまで読めるようになると読み手も、聞く人も
 おもしろい!!(K・T)
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