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歌・演奏(9/13)                               《音楽系》

9月13日(木)歌・演奏

講座テーマ「R.シューマンの歌曲の世界」

[1]講座設定理由とドイツ歌曲の勉強 (磯貝講師)
 クラシックの勉強をする時、ロマン派は避けて通れないジャンル。
 ドイツ語がもつ音の世界、曲とのマッチングの妙をつかむ。
 歌う人の精神状態によって自分の中におこってくることが違ってくる。
 言葉と音楽、詩と音楽の一致が特徴。

[2]「R.シューマン歌曲の世界」 (和田講師)
・ストレッチ
  シューマンは音の動きが多い
  発声のポジションがしっかりしていないと歌えない。
  ドイツ語は言葉そのものが深い。口型、ポジション、支えを意識すること。

・テンションをあげてスピード感をもっていないとシューマンにはついていけない。

◎シューマンの世界はとてもパーソナルなところが強く、そのパーソナルなところを
 表現する。
 ・拍に引っ張られるとパーソナルなものは消えやすい。シューマンの詩は読む速度で
  書いてあるので、音が引き伸ばされていない。拍に引っ張られないようにする。
 ・一つ一つの言葉は短いがボリュームがある。フレーズの中のボリューム感を自分の
  中でしっかり体感し、明確に出す。フレーズのライン・圧を体感して自分で決める。

☆課題曲
①“Du bist wie eine Blume”
 ・各言葉の波のような連なり、ボリュームを感じる。
 ・「Herz hinein」のところ、大きく何かを抱きとめるような感じ。
 ・8小節目の前半でエネルギーを使いすぎると、後半エネルギー不足になってしまう。
  エネルギーの使い方に注意。
  6~9小節のところ、悲しい表現ではない。口の中狭くしないように。
 ・9小節~の「Mir ist~」のところ、感動のあまり抑制がかかり、ピアノに
  なっている。“言いたい言いたいでも言えない”という状態。
  アクセルかけてるのにブレーキ踏んでる感じ。その後ブレーキを放して一気に
  駆け巡る感じ。10~13小節目までできればワンフレーズで。
 ・14小節目。とても感動しているので、あなたのリズムでどうぞ、という意図で
  ピアノの伴奏で運んでいかない譜面になっている。

②“MYRTHEN”
 ・4小節目「Wonn'~」ただ出さないように。感極まっているため音が大きく動いてる。
 ・12小節目の装飾音、胸の痛みを表現。悲しみがちくりと胸を刺している。
 ・「Innig,ebhaft」=「内面的にいきいきと」
  ⇒前奏のときからもう心は走っている。心の昂揚感。
  3/2拍子の3拍目は自分の中に感情を入れるための間。短い音で表現されている。
 ・最高音のところに速度を失う転換点がある。落ち方が工夫のしどころ。
 ・「Du」「bist」伸ばす時に同じ太さのままにしておかない。
 ・与えられてる言葉に対して公平にしゃべっているので、一度壊してみた方がよい。
  この言葉だけは、という言葉をひろって強調してあげる。「klärt」とか。
 ・「Geist」と「Ich!]は同列。どちらも中から引っかかってくる言葉にする。
  「Geist」たっぷり感じて、次の「mein」つなげず言い直すようなつもりで。
  「Geist」の実感。
 ・P.27の7小節目から8小節目のところ。リタルダンドがかかっているのにディミネンド
  かかっているので、ものすごくエネルギーがかかっているのをあえて抑制しなければ
  いけない。抑制のためのエネルギーが必要。
 ・最後のところ、シューベルトのアヴェマリアとちょっと似てる。女性の聖性を
  表そうとしているのか!?

③“Dichterliebe”
 ・ドイツの5月をイメージすること。萌えざかりな青少年の心のよう。
 ・もっと言葉の強さを感じること。語尾抜けないように。
 ・心にいっぱい抱えすぎて動けない感じの曲なので、歌声に緊張感が必要。

◆本日の感想
 シューマンの歌は歌詞を大変大切に、つまり歌詞によってメロディーが決定している。
 これは音楽(歌)の根源に繋がると思う。拍数、小節線のある音楽で歌詞をどう
 生かすか、どこまで表現できるかが課題だと思う。(楽しみ)。(K・I)
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