10月20日(土)歌発声初級
講座テーマ「発声法 息の流し方~テキスト①」
[1]準備
・うがいのように-舌先浮いて、狭く口の中に息を吐く→軟口蓋で
・腰から前に身体を倒す-特に首→ロールダウンとひざ伸ばし。
・股割り-鼻から息を入れて、お腹にしっかり入れる
[2]中心をとる。重心を取る。<感覚>
踏む→重心を感じること
・重力を浮かせておいて、ドン(片足)
※足上げるとき中心がずれ過ぎない。上げる足にも重力を残す。
身体のどこに乗っているか。乗っている場所を見つけてみる。
足の裏に気が集まるのを感じる。
・2拍子で踏む。≪拍の実感≫
この感覚をもって、下半身1mm動かすことで拍子をとる(揺れすぎない)
※拍の前をとること(踏む前に浮かせる動作)が大事。→裏をとる
・重心が下にストンと抜けていること。
・拍を分離できること(レガートではあるが・・・)
[3]歌唱
♪コンコーネ5番(裏拍の滞空時間があること)
・裏拍をとる→裏拍を歌う
・ギリギリ足が浮くように(踵かつま先)しながら歌唱→丹田で支える
・自分の中で興す
・音楽によって裏の取り方は変わってくる。
・裏は次のため。(楽譜…次の音をみる。次に向かっていく)
※音の準備は鼻で(鼻骨まで上げて)
♪コンコーネ8番(イスに座って、重心は丹田)
・半音下降部(29小節~) 目頭~鼻骨。水平面で。落としてしまわない。
※半音の間隔は実は同一ではない。(同じ統一したのが平均律)
・鼻先や目のところで半音を取る(ピノキオの鼻のように)
・音程は前後で取る。トロンボーンのように(上下着で音取りしない)
♪Nel cor più non mi sento
・階名(立って)。母音・・・個々に出しやすいもので。
・音程の作り方。響きで決まってしまう。
・「ド」に入る前の2拍で音を作っておく。
・母音唱法…メロディが変わる⇒レガートの響きづくり
メロディ作り=前につくる。ラインをはっきり作る
(このラインに乗って歌詞をつける)
・イタリア語(カタカナでよい。但し、縦口で)
・ダブル母音「gio」 「ジョ」に近い
※上あご前 広く取る(→できたら後ろを広くする)
・2ページ3段 pietà tàにアクセント
・Nel 狭く
・「n」「m」鼻を響かせて。
・「chi」→「チci」縦口のまま「chi(キ)」
・最後 disperar←巻く・・・・下に落とすと暗くなってしまう
2~3人ずつ歌ってみる
☆音や言葉をまず音楽としてつかむ
◆本日の磯貝語録
・技芸とは・・・自分の身体で実感して発見。それを人に供して批判を受けて
うまくなる
・リズム打ちは裏打ち(太鼓)…結果ではなく原因を作り、そのエネルギーを
実感する
◆本日の感想
「Nel cor più non mi sento」をイタリア語でついに歌った。まさか我人生で
イタリア語を発する日が来るとは思っていなかった。けれど音楽を通し、一つ
人生初のことができた。稽古を重ねてゆく中で、音楽もイタリア語も少しは身
につくとよいなぁ・・・と思うのでした(T・T)
2007/10/20 (Sat) 20:00