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朗読発声(10/5)                         《ことば系》

10月5日(金)朗読発声

講座テーマ「物語の読み方 現代文の語読み③」

[1]ストレッチ(各自)

[2]地読みの練習(磯貝講師)
・文字を眼で読むべく書かれたものを、声読みをしてかつ聴く人に供する
   ⇒朗読
・作家によって文体やクセがあり、特徴をつかむ必要がある。
・日本人は物語好き(古来より)。文学のセンスは高い。
・明治期になって外国文学が入り、日本人の思考も感覚も変わった。
・明治大正期は近世文芸に、西欧文芸移入で新境地が広かれ、作家達は
 大いに創造意欲をかき立て、作品をつくった。いまだ近代作家業は確立さ
 れていない。
・その後売れる文芸(消費文芸)へと変化→大衆化→消費化
・作品を読むときには、どの時代のどういう作家のものを読むか、聞き手が
 どこにマッチするかを考えて、作品を選択すること。
・朗読や歌などは、一人で隠れて練習していても意味がない。人前に出し
 て反応をもらって初めて意味をなす。

[3]テキスト朗読
「草津の犬」「花束」「わたしと職業」「若々しい女について」
「独りを慎しむ」「ゆでたまご」
・書いている内容から人としてを拾っていく。
・読む側で作者の頭の中を読み取り、音声化する。
・向田作品にはなくなりかけている日本語がある。
 “用を足す”“居汚なく”“直箸”“行儀”etc。
・“心性”-思い。かつて日本では精神の練達は親が子に行っていた。
 現代は日本人の心性に客観性がなくなってきた。
・物事を客観的に見ないでなんでも主観化してしまう。
・地を客体読みせず、自己読みで納得してしまうと聞き手が分かりづらくなっ
 てしまう
・作家によって読み側の態度を決める必要がある。
・自分がどの立場に立って供していく必要があるかを決定すること。
 (聞かせる人がいるということが大前提)
・発話者の態度は声と語り口に集約される。

次回「ビリケン」

◆本日の磯貝語録
 ・声のストックや広いセンスを持っていないと、良質な読みは出来ない。
 ・読み手は作家や作品により、読みの態度を決めないといけない。

◆本日の感想
 「ことばは音である」テキスト文中の森繁さんの言葉を実感させられた講座
 でした。「声のセンスを持ってないと読めない」読みの道は長しである。
 (M・K)
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