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俳優発声初級(10/2)                      《ことば系》

10月2日(火)俳優発声初級

講座テーマ「胸声共鳴①」
[1]戸村助手によるストレッチ
 ①ジャンプ→上半身をひねる(中心線を意識しながら)→首筋・脇・ひざを
  伸ばす
 ②右手を上にあげ、手の平を外側にむけ右側に重心を移す。中心軸が確認
  できたら更に右側の肋骨を伸ばすように右足のつま先を伸ばす。
  左側も同じように。
 ③肩甲骨をゆるめる。2人1組になって肩甲骨に指を入れる。
 ④2人1組。一人が四つんばいになって、もう一人が相手の背中を触る。
  触られた所を持ち上げる。相手の手が体から離れたら一気に脱力。
 ⑤床うち

[2]磯貝講師 「舌の解剖-構音の生理」
 (1)前回の復習(発声の使い分け)
  筋肉の声と粘膜の声-どちらにしてもノドで作られる声

 (2)声やことばの専門家になる、ということ
  ・発声とは…声を発するということ。音を声にして発する時のノドの実感を持つ。
   元になるものを理解していることが大事。元になるもの、骨を知っていること。
  ・声とことばの実感とは何か、という問いに対して明確な答えを持っている
   のが専門家。
  ・人の信頼を得る、ということが大事。自分の発する声が人の信頼を得るもの
   かどうか。
  ・ことばは考えるという機能を要求され、その想考性に信頼が宿る。
  ・声を出す作業=自分が生きていることを実感すること。但し、独りではなく
          共生他人に影響している、他人が影響を受けている
          ⇒響いているということ
 
 (練習)「からたちの花が咲いたよ」
  a)誰かに伝えるために言ってみる
  b)自分に向けて言ってみる
  c)花に向かって言ってみる
  d)100人に向かって言ってみる
 
  4つの言い方は全部違っていた。何が変わったか-“声”が変わった。
  声を変えようと思ってやっていなくても、声が変わっていた。内面が変わる
  と声が変わった。柔軟な人じゃないと内面が変わっても声が変わらない人
  もいる。

  e)生後3ヶ月の女の子に向かって
  f)43台のブルドーザに向かって
  g)女性の校長先生に向かって
  h)西巣鴨の改札の駅員さんに向かって

  自分の想像の世界の外にあるものに対処できてない。それではダメ。

 ◎なぜ音は変わるのか→自分の情動に合わせて身体が変わる。呼吸が変わる。
            のどが変わる。口で変えているのではない。
 ◎人間の感情は頭の作業だけではなく、身体反応がある。
  テキストに書いてある感情を頭で思う→顔、目などに出る
              言葉にする→ノドが準備する。ノドで感じる。
                    直接ノドにくる
 ・声は人間の情動の一つ。声が情動を作る時もある。

 ☆テキストを見たと同時に自分の中に起こるものを声として出す。体で表現
  する時、その言葉はノドから発せられているんだ、という実感をもつことが
  重要。自分が思っただけではその声にはならない。知らない音は出せない。
  自分のノドがどれだけ音のバリエーションを持っているかが重要。

[3]テキスト「舌部解剖・構音の生理」
 ・子音は特に舌が重要。舌の構造、舌の動きを把握する。
 ・顎舌骨筋、オトガイ舌骨筋が舌やノドを動かしている。舌の筋肉なので、訓練
  すれば動き方が変わる。舌の機能が増す=言語機能が増す
 ・普段の生活よりも奥まった位置に舌を持っていきたい。舌を下あごから離す!
 ・適正な位置に舌をもっていくことで響き位置を作る。
 ・オトガイ筋の実感がないと舌は動かない。人中の緊張感。真ん中を捉える。
 ・舌の幅を狭く、下の歯につかないようにして、そのまま見えなくなるまで奥に
  入れる。⇒自然にちょっと縦口になるはず。この状態で自然にしゃべれる。
 ・舌が違うおかげでノドが違う。ノドを変えたかったら舌を変える。
 ・やりたいことをやるのではなく、出来ることをする。できるためのことをする。

◆本日の磯貝語録
 ・芸術家とは公共物体である。死ぬまで公共物体であれ!!自分を常に律す
  ること。
 ・専門家は与えられたものの元を理解してなければいけない。
 ・専門家は自分の発するものが人の信頼を得るものでなければいけない
   ⇒教養の高さ
 ・“ことば”を発する時、ノドから声が出るのだという実感を持つことが重要。
  舌がリラックスしたら言葉は死ぬ。
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