12月6日(木)歌発声中級
講座テーマ「日本の作曲家の歌」
[Ⅰ]ストレッチと声出し
・全員で声出し
・各自ストレッチ
[Ⅱ]ピアノ合わせ
ひとりずつピアノ合わせ
[Ⅲ]試演会
1)Aさん:「紫陽花」、「かやの木山の」
2)Bさん:「風の子供」、「初恋」
3)Cさん:「風の子供」、「初恋」
4)Dさん:「紫陽花」、「かやの木山の」
5)Eさん:「かやの木山の」、「紫陽花」
6)Fさん:「風の子供」、「初恋」
7)Gさん:「風の子供」、「初恋」
8)Hさん:「夏の思い出」、「赤とんぼ」
[Ⅳ]対談
青木講師:日本の抒情歌には一人称がない音楽だと感じた。しかし、そこには
主人公がいて、その主人公が見えるかどうか? 伴奏にひたして他
の色香が出てくる。
質問:もっと伴奏を聞くことか?
青木講師:五感を使って聞く。
森下講師:日常の口歌いから少し脱したが、その後がない。歌うための日本語
を作り直す。響きの問題。
磯貝塾長:日本語の歌をきちんと口歌いで歌ったことがないのではないか?
歌の日本語と口喋りの日本語とは違うことをはっきりする。
洋楽発声のまま日本語を歌うのは難しい。何年かけてもつかむこと。
森下講師:朗読をやって下手だったのに、それを何とかしようとしていない。
磯貝塾長:全部わかっていなくても、芸はできる。
森下塾長:正直すぎる。
磯貝塾長:「のどについて」
喉を通る息のスピードを変える。高い声は、早くなる。喉を薄く狭めて
出している。息の速さで音の高低を変える。それは、腹でコントロー
ルしているものである。
「鼻について」
鼻腔の音と鼻にひっかかっている音は、全く種類が違う。歌の鼻音
と喋りの鼻音は違う。日常から気にすること。
「舌について」
闊達な人とは、舌根が柔らかく、舌骨が動く人のこと。舌を下顎につ
けて下顎をゆるめない。この状態をやめること。舌筋を使い、舌を浮
かせ舌の動きで喋ること。
「音域について」
低い音は、もっとゆったりと。中間音から下は、息が速い。喉を動かさ
ずに低、中、高音と息が流れるように訓練。
◎来期はイタリア語の歌です。
数多くの歌を歌うことが適切か、今後考えていきます。
◆本日の磯貝語録
(言語において)自己所有したものは伝わらない。
◆本日の感想
練習の成果を出すことは、本当に難しい。いかに日頃の練習の積み重ねが大
事かを実感した。舞台(演奏用台)を使っての試演会はとても良かった。ホール
の感覚を感じた。(H.T)
2007/12/06 (Thu) 23:00