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俳優発声初級(12/11)                      《ことば系》

12月11日(火)俳優発声初級

講座テーマ「発声呼吸法・応用 試演会」

1.ストレッチング(戸村助手) 
 ①座った姿勢で首まわりのストレッチ。首のつけ根をもみほぐす。
 ②腕、肩まわりのストレッチ
 ③仰向けに寝て、片足を曲げひねる。この時、肩が浮かないように。
  正面に戻したら、外側にひらく。この時、なるべく背中が地面から離れぬよう。
 ④両足を頭の上までもっていく。戻るときには背骨をひとつひとつ床に
  つけるような気持ちで。
 ⑤腰、胸などを揺らしてほぐす。
 ⑥上体を起こして開脚。骨盤を立てることを意識する。
 ⑦足を閉じて前屈。前屈しながら腰を揺らし、骨盤や座骨をゆるめる。
 ⑧手と足のマッサージ。
 ⑨床打ち(戸村助手、磯貝塾長による個別指導あり)
   
2.試演会
 (1)各自練習

 (2)試演会
   順番 ①Aさん ②Bさん ③Cさん ④Dさん ⑤Eさん

 (3)講評
  Aさん
   1.鼻音が抜けてない。鼻閉じちゃダメ。まだしゃべれていない。読んでる。
    実体の捉え方が薄い。口の動かしが遅い。自分の中から出し切ること。
   2.トーンをあげなければいけない。この詩は何を言いたいか
    (全員に対して)
    「ひとりぼっち」の「ぼっち」という音が不完全。もっとそれぞれの節に
    変化を。

  Bさん
   1.内に込めないこと。もっと明るく、もっと全身で。前に前に出していく。
    「-なった日」の部分のニュアンスが同じ。もっと節毎の声が変わるはず。
    声を変えることで、考えを変える、心が変わる、状態が変わる。
   2.もっと子音でせめていくとよい。内側でしない。外に訴えていくこと。

  Cさん 
    1.子音が単純で母音が単調になりがち。思いや感情をもっと変えないと
     ダメ。くれぐれも来年はもっとスケールを大きく。内側にまとめるくせがつ
     いている。
    2.自分の頭の中に映像を作っている。外にバッと出す。思い切ってやる。
      
  Dさん
    1.サ行が完成してない。特に「ソ」。自分の内に向かって読んじゃダメ。
     自分の内側と外側をもっと徹底的に離す。
    2.(Dさんに限っては)もっと感情を出す。出し過ぎたら指摘するので、
     そこまで出してみる。前に前に。口読みを減らす。

  Eさん
    1.自分の名前を言うときからしっかり。舞台に立った瞬間から人格変える
     こと。
     一語一語をはっきりとしなければいけない。全体のエネルギーが低い。
     今後、呼吸法などでエネルギーをつけていきましょう。
    2.口の中をしっかりと鳴らさなければいけない。読むのではなく、
     しゃべるか話すように。息の深さと、支え方。ノドを上げないこと。
     どこに響かせるか、etc. 基本技術を身につけること。

 (4)「ひとりぼっちの裸の子ども」を読み解く。
  何を表しているか?表面的に書いてあることを説明するのではなく、その裏を
  創造する。テキストの性格を創造する。
  "私の孤独""私""大人の中にひそむ孤独"etc, みんなの意見。
  テキストが何を表してるか、何に託しているか、対象はしっかり特定しなけれ
  ばいけない。自分がテキストを読む時に、自分が語から得た印象をそのまま
  出さない。創造したものを外に出し相手に伝える、というのはまったく別の
  こと。

 ◎芸術には答えはない。答えはないが、その先を競うもの。

 ・環境を変えるだけでなく、人種を変えると読み方は大きく変化する。
 ・一般的な抽象的な「人」ではなく。「この人」「あの人」という対象を具体的に
  特定することが大切。このはっきりさ加減を相手に伝える。
    
 文字の上っ面だけが文章ではない。読み手がどんどん創造して新しいものを
 見つけていく。見つけ出した物を表現できるためには、様々な声が必要。
 様々な声をだすために呼吸法、発声法を学んでいる、ということ。

◆本日の磯貝語録
 ・芸術とは答えがない。でも、その先の答えを競うもの。
 ・芸人は絶対的に”明るさ”が原則。

◆本日の感想
  読み納めの試演会でした。皆さん、それぞれの個性がすなおに出ていて
 面白いと思いました。技術が高くなると個性が出やすいんだ、と感じました。
 来年はあらゆる面でスケールの大きい人になります。(Y.T)
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