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俳優発声上級(12/9)                      《ことば系》

12月9日(日)俳優発声上級

講座テーマ「セリフ学[Ⅱ] 人間と劇-"桜の園"による」

  自由柔軟

[Ⅰ]身体動のExercise=歩行(walking)
 ・広い空間を観客を意識して歩く(自己流の歩きを直す)

 ①「直進歩行」
  ・足裏、踵骨、腰骨、背骨、首、肩、頭骨、足の出し方、重心の移動、
   腕手の振り方、他。
 ②ステージを後部から対角線に客に向きながら「斜め歩行」
 ③「真横歩き」上肢は正面向きで横歩行
  1)前掛け
  2)後掛け
 ④「和の歩き」重心を腰から足裏に降ろした歩行。胴を長くみせる。
  
[Ⅱ]セリフ学[Ⅱ] 劇をする人間を考える
  チェーホフ作「桜の園」をテーマに

 第三幕の位置づけ
 段層
  ①generationギャップ
  ②社会変動と現在の崩壊
  ③社会階層ギャップ

  ・シャルロッタが一番失笑に書かれている
  ・ワルツが全員踊れる
   ラネフスカヤ、ガーエフ、ピーシク、トロフィーモフ(インテリ大学生)
  ・全員が桜の園が売られてしまっていますという意識のもとでやっている。
  ・俳優が書かれていないことを考えていないので、演出家が代弁。

  ・日本語と異なり、主語を沢山言っている。
  ・日本語と異なり、人的代名詞が明確である。
    「私は」「私」一人称の私がたくさんある。
    「あの人」「そういうあなた」「いういうあなた」

 p.90を繰り返し読み込む
  ・何回もくり返し読む。代名詞に対する思いや感情の種類をさがし言い
   替える。(物理的に読むスピードを変える)

  ◎チェーホフの芝居は、ト書きをおろそかにしてはいけない
   どの位置の私か、何の関係の私か、どのように心が変化していく私か?

  未来と崩壊がラネフスカヤの愛で回っている。「でも私はこの石を愛している」

  ペーチャが涙を流した理由→ラネフスカヤへの愛情(尊敬、敬愛)を持って
  おり日本人にない感覚(概念に入るとしぐさができない。身体的に発明する。
  どんな眼を持っているのか?)

  ペーチャの涙が重要。自分の母親を愛している(極限的感情)
  自分の観察をして、再発見する。

◆本日の磯貝語録
 ・ケイタイメール対話→機械的情報対話(言葉の力がない)
 ・話し対話、喋り対話→情動的身体対話(生き合う実感がある)

◆本日の感想
 演ずる人間(俳優)の本質にせまる講座でした。良く訓練された人達で、
 VASCの高品質の舞台を作りたいと思いました(M.S)
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