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朗読発声(12/7)                         《ことば系》

12月7日(金)朗読発声

講座テーマ「試演会」

[1]ストレッチ(各自)

[2]試演順序決定および事前練習(各自)

[3]試演会 向田邦子作「男どき女どき」より
  1.Aさん「鮒」p25-p28 5"
2.Bさん「ビリケン」p32-p38 2"
  3.Cさん「独りを慎しむ」p117-p123
  4.Dさん「花束」p128 11" -p133
  5.Eさん「ビリケン」p38 4" - p40
  6.Fさん「ビリケン」p41-p46 1"

[4]講評(磯貝塾長)
 (全体)
  ・現代文を読むのは難しいと思いながら聞いていた。
  ・何が難しいか-サラサラした文章で毒でも何でもないから暇つぶし。
  ・こういう暇つぶしの文章を音読(朗読)するときに必要なもの
    →味があって上手いということ
  ・こういう文章は、皆同じような読み方をしてしまうが、それはなかった。

[5]朗読者の感想(第Ⅱ期全体または今日の試演会を通して)
 Cさん:練習しようとしてもなかなか読み進められなかった(面白くなかった)
 Fさん:普段エッセイの類が好きだが、これを朗読しても無味無臭になるのか
    なと考えていた。だから、どのように色を付けていくかを考えながら取り
    組んだ。読むのに体力が必要と感じた。
   (塾長コメント)
    随筆でも声に出して読んでも面白いものもあるが、向田作品は声に
    出しても面白くない。それを音読するのは良い経験だと思う。
 Eさん:毎回サラッとした文章の中にテーマを持って読んでみるという期だった
    と思うが、読んでみて切り貼りしているようだった。
   (塾長コメント)
     この作品自体がコラージュのよう。
 Bさん:地の文になれる"なる"というのが課題だった。
 Aさん:音に出してみるとつまらなかった。本番は練習と全く違うものが出てき
     た。
   (塾長コメント)
     練習でやったものは本番でやらない。
 Dさん:どうしても読んでしまう。練習してもうまくいかなかった。
   (塾長コメント)
     ひとりで練習する時は、"物"や"生き物"をおいてやる。

 磯貝塾長の全体コメント
  ・皆に共通して言えたことは、楽しそうじゃなかったということ。
  ・自分に対して嘘がつけるかが大事。
  ・一生の中で、今後この作品を読むことがもう二度とないかもしれないという
   覚悟を決めて全霊で読めるか。
  ・自ら楽しむ、どうってことないことを楽しむ、自分から楽しみを作る。
  ・なんとか自分で自分を"キャッ"と言わせること。
  ・聴き手を特定して話すこと(実際の聴き手の中から特定する)。
  ・人の前に出るとき、華やかさ、明るさ、嘘でもいいから華やかに。
  ・人が見てる目線と自分が見てる目線は違う。だから、自分がひとつの物の
   見方を見つけたら、その逆を探すこと。
  ・作者の書いていることだけじゃなくて、作者の生活や裏の部分を考えてみ
   ると読みも広がる。
  ・人間の心は正しい方だけ向いているときのほうが嘘っぽい。
  ★華やかさには芯がある。人間の芯は、悪意が同居している。
  ・悪が芯だから良いことを求めなさいと言われる。
  ★コメントした華やかさ、楽しさ、面白がる、ということが朗読での
   説得につながる。※誠実さは、朗読にはあまり役にたたない。

◆本日の磯貝語録
 様々な眼線(見方)があると、物事を面白く読める。
 自分に暗示をかけられる人が幸せな人。

◆本日の感想
 説得力の鍵が、おもしろさ、明るさ、華やかさだという。一生懸命やるのとは
 かなり違うところに鍵があるらしい。このシリーズ、随分違う自分に出会うことが
 出来ました(M.K)
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