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俳優発声実践(11/22)                      《ことば系》

11月22日(木)俳優発声実践

講座テーマ「情の言語、意の言語、意と理」

[Ⅰ]和芸の立居振舞と身振り、座位と立居
 ・見る(上流人)-腰が入って 胸が上がって 鼻先を向ける。
 ・見る(老け)-腰を引いて 背を丸めて 額を向ける。
 ・見る(大老け)-腰を抜いて 背をまるめて 顎を向ける。
 ・正座挨拶-手、手指、肘、背筋、顔、頭、腰
  右手、左手合わせる→肘と胸から降りる→3秒→肘から上がる→背筋伸ばし
  →肘ぴんと
 ・手指し(扇)女性-手を返す 男性-指の根本で指す 手首だけこねない
 ・茶碗をとる
   手を見せる、きれいに。きれいなら想像できる。
   手仕種の芝居をしてみる→形を観せる

 ・飲む-唇をみせない。喉芝居。指で観せる。とにかく型。気分に浸らない。
 
 ◎仕種、身振りは自分に集中しない。必ず客に芝居でひらく。一点を見続け
   ない。
 
 ・得な場所を取る。畳筋の上は損。
 ・相対する 役の立場、関係を位置(距離、間合い)が決める。
  基本は客に尻を向けない。
 ・座って着物を着崩さない。
 ・身体芝居、顔芝居、女性は襟足も中心の点
 ・膳、座布団はまっすぐ出す→受ける方が向きを変える。
 ・怪しい関係以外は距離を取る。間は2~3尺はとる。

 ◎身体で読む。頭で読まない。
  生活の所作→手が動く。

 ・町人歩き-尾てい骨引く、膝抜く、膝下で歩く、小股、膝をくっつけるくらい
  ゆらさない、踏む、踊る、畳で膝から下で 音は立てない 
  徹底的に反リアリズム

[2]人情本読み
 「吉三」序幕
  ・本読みから芝居が始まる
  ・身体に入っている芝居が反応する
  ・日常は情動先行、芝居は身体先行、振りが先行する
  ・頭の中の概念でなく外につくって客に見せる。身体で間、緩急

  セリフ術
   ・「とせ」
     唄や調べがきこえてくるように流して繋げる
     はなやかに、楽しげに、ゆれ、なみ、山
   ・「お嬢」
     はて臆病な 客を誘い出す。交流する、乗せる。

  ・花道はお披露目。前後左右に観せ芝居→型を決める。時代劇でも。
  ・座から立位へ。型で立ち、型で観せる、とにかく重心を降ろす。
   降りるのをつかまえる。

  ◎聞かせて見せる。見せられると聞かせるのも楽。
   そして仏作って魂入れる。

   落語、歌舞伎をやっておくと、三島由紀夫はおもしろい。

◆本日の磯貝語録
 セリフ劇は身振り劇であり、心情劇ではない。
 身体に入っている芝居が反応する。日常は情動先行。芝居は身体先行

◆本日の感想
 昔の日本人の気持ちが少しわかりました。(M.K)
 結局現代劇って頭でやることが多くなって、台詞で観せることが少ないんだと
 思った。観せようとすると、声や言葉が死なないことがよ-くわかった。
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