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俳優発声中級(11/28)                      《ことば系》

11月28日(水) 俳優発声中級

講座テーマ「物言いの実際-役の言い替え」

[1]個人ストレッチ

[2]講座:テキストを読むにはどうすればよいか?(磯貝塾長)
 ・相手役がいて読む場合と一人で読む場合は違う。そして、一人で読んだ時、
  日本人の癖として、感情移入すると暗く読みがち。その私たちが、雪女を明
  るく読むためにはどうすればよいか?まず、読むことのテーマを見つけ、部分
  的に具体性を持って読む。語を音にして歌を作り上げるようにすること。その
  ために、キャラクターをデザインし、決め、創り上げてゆく事。自分がキャラに
  なるのではなく、外側に作り上げて、それを読むこと。

[3]茂作と巳之吉を性格、仕草、口調、身体特徴、きもの、その柄、etcを決める。
①立体映像を想起し、眼前の空間に作り出す。
②語を立てて読むことで、その音から具体的にもらい、像をうごかしてゆく。声を
 出したと同時に、内在していたものを外に感じること。
③自分のしゃべるテンポを変えて、一定にならないように揺らす。
④書いてある文字を声にすることで、意味や型、空間を表現する。映像を浮かべ
 てから声にしない。
⑤音から時間や状態を捉えて出す!人間は時間で声が違う。どんなときに自分
 のノドや声が変わっているか知っていること。

[4]雪女の実態をつかむ。
①読んでいる間にいろいろなことが起こってくる。書いてないことを沢山作り上げ
  ていく。人格化するが非現実を実現する。
②雪女は人間の女ではないのだから、普通の女で読んではいけない。

☆他人の事をつかむと同時に自分の事をつかむ。どちらも客体化した状態で出
 来るようになること。
☆読んでいて、その役の声になること。これが一番手っ取り早く実態をつかめる。
 音が字を作る。音が具体化をする。
☆言語が不明瞭だと、外にはでない!!自己内化してしまう。

◆本日の磯貝語録
・具体的に実感して目の前に作ることが想像力である。瞬間に変われるかどうか
 が鍵!!
・私の全部を使って客観性を表現する。

◆本日の感想
“雪女”を客体化読みの本格化レッスン。地語りの完全三人称の立場に加え、
 巳之吉からの目線、その場の温度感、雪女の台詞と瞬時に変化するのが
 面白い。最近は実際・具体的なことが多くなり、個人的には嬉しい限りです。
 (K.N)
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