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俳優発声中級(1/9)                      《ことば系》

1月9日(水)俳優発声中級

講座テーマ「役つくりと発声表現/性格表現とは」

19:00~ 各自ストレッチ  
19:30~ アーツの種類
(マスで判断してもらうアーツと自分で判断するアーツ、パーソナルアーツ)

[1]性格(キャラクター)について
・パントマイムの格言 "自分の置かれている環境(物理空間、人間関係、
精神空間)を次々と変えろ"
・座敷芸と立ち芸
  ↑
  日本の芸は言語の質などからしても座敷芸の方が似合う

・人間のキャラクターというのは“他人と対比する事で初めて認識される”
 自分で一生懸命自分の事を分析するというのは違った考え。

・何かを出そうと(表現しようと)した時に、それを分析し、理解してから出 そうと
 しても出ない。生々しい挙動というのは、理解した時点で終わってしまう。
 本来の生々しさは何かを出すのが先で、それを出しながら理解するもの。
 演技の中でこれをどの様に生かすか?

・常識的な概念(右と左や今日・明日・明後日)は、決まり事なので変えられな
 いし、変えてはいけないが、人の心は逆。決まった形はもたない。
 芝居においては筋道はあるが、だからと言って心の形にレールを敷くと
 面白くない芝居ができる。役を演じる事で重要なのは、その性格がいかに
 生であるかである。

[2] “性格”とはどんなものか?(Character Dynamics)
 ・他人が決める不定型なものではないか。
 ・明るいか暗いか、外向か内向か。精神的で、肉体的。
 ・人との付き合いの上で合う、合わないがある。
 ・人に「こういう性格だ」と言われる事で、逆にそうならないようにしようと
  したり、そうあろうとしたりする。

・キャラクターは全部決めなくていい。
  半分くらいは決めて、半分くらいは出たとこ勝負
 ものごとはよく二極化で判断されるが(明るい・暗いなど)、実際は三極化し
 た方がよくわかる。
  明るい⇔暗いの間の点が右に行くと暗くなっていくのではなくて、
  明るい⇔暗いの中間によくわからないXがあって、「明るい」はどこまで行っ
       ても「明るい」というように、面や立体で考える。

◆本日の磯貝語録
 ◎歯が無い役を演じるなら、歯が無い事を真似るんじゃない。
 歯が無い人は、歯が有るようにしゃべりたい。

◆本日の感想
 死んでいる“役”=相対的性質に生命=絶対的性質を吹き込むものが、役者
 の基本技術であり、核を残し、そぎ落としたあとに残ったのが個となる、と思い
 ました。新年早々、刺激的でした。(M・I)
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