5月22日(木)歌テーマ別
講座テーマ「ノドあけと胸声③」
[Ⅰ]ストレッチ(各自)
[Ⅱ]発声練習 (テキスト使用)
①1a:[ma]上行 [me]下行
②1b:[ma]上行 [me]下行 目の奥をあける(→鼻をあけること)
③1c:[ma:]上行 [me:]下行 口からはきださない
④2a:[ma]上行 [me]下行
[Ⅲ]鼻について
(骨格図を見ながら)
・蝶形骨、舌骨、軟口蓋、硬口蓋の確認
・鼻などの器官は左右対になってできている。
・鼻の流れは、鼻穴→副鼻腔(乱気流がおこる)→蝶形骨洞→目頭→眉間
・蝶形骨洞を響かせると旧脳を刺激する。刺激が来るように顎をあける。
刺激がくるように軟口蓋をあげて、息が送れるか?⇒脳へダイレクトに
刺激し、修正することができるようになる。
・吸う時に鼻の中を通る息の道を通ってはく。
つまり、吸った通りにはくので、吸い方が悪いと悪いままはく。
・一人ずつチェック
[Ⅳ]テキストを歌う
①”Ombra mai fu”
高声:音をあたるべきところにあてて響いている音を流す。その時に口から
息がもれると高い音はつらくなる。
低声:後ろ顎をあける(下顎をつかって降ろす)
鎖骨、胸骨を降ろし、チントップを胸骨に近づける。ノドをあける。
[o]で歌う(=胸声で歌う)
高声:[ma]で歌う 歌う前に息を鼻腔まであげる。
・ペット、マスク、マウスしかないのである。マウスはことばさばきをするところ。
・下顎と舌を離す。舌骨を降ろして離す。
・”声をつくる”、”ことばをつくる”を同時にやらない。
②「砂山」(低声)
[u] 一人ずつ
③「霧と話した」(高声)
◎語音の感性 自由に上下ができるか?
響きでもってさばく。
◎”上手から良い”、”下手だから悪い”ということではない。自分のやっ
ていることに酔うこと。芸事は自分を磨くこと。
◆本日の磯貝語録
市民芸能の世界は”うまいから良い、下手は良くない”ということではない。
どれだけ好きか、どれだけ酔えるかが重要。自分がやっていることに、自分
の持てる力をどれだけ夢中で投入するかにある。
◆本日の感想
頭では理解できるのですが、体がついていかない…。なんと不自由な体な
のか…。でもちゃんと鼻の響きで歌っている時はなんとも気持ち良いのです
…。
2008/05/22 (Thu) 23:00