講座テーマ「言葉check①」
[1]ストレッチ(西本講師)
・両手を組んで首の上に上げながら歩く。
・胡坐の体勢にして首を足の裏にかがめる。
・胡坐の体勢にして丹田呼吸をする。お腹の出し入れ(できる限りお腹を引っ
込める)。丹田の意識をする。
・体のひねり
・顎のストレッチ
重力にまかせて顎を垂らす。あくびをする。なるべく長く。
あくびをしたときの喉の状態を覚える。喉を下に降ろす(落ちた)。
小さな音でホーと喉を鳴らす(笛の汽笛)。胸を鳴らす。
・首を回す。
・小鼻を広げる。顔の緊張度を上げてはいけない。
・顔を手でほぐす。両手で顔をつつんでマッサージする。
[2]講座「伝わる声とことば/ヴォーカルコミュニケーション概論」(磯貝塾長)
・声帯言語
声があって言葉がある。声は体でつくるもの。言葉は身体の響き。
体が声をつくる。頭が声をつくるのではない。
人の音声はひとりひとり違う(壊れやすい。精神状態により声は変わる)。
・生物は環境に影響される
(25歳~35歳の間にいい訓練をしているとよい音がもらえる)
・準安定期で(社会人)教育をしなおす必要がある(日本人)
(イギリスは学校を出た後の教育をしっかりつくっている)
特に音声言語教育を体系的に行わない我国では、社会性を高めるため、
一人一人に合った訓練が必要である。
・社会人とは責任を取る(言葉で言ったことを責任をとる)事のできる人。
・俳優 ~お客様がいて、台本に順じたコミュニケートが必須(人間的交換)。
・社会人 ~コミュニケーションを考える。
情報上だけのバーチャルコミュニケーション(情報コミュニケーション)
実際の生きた生のコミュニケーション(ヒューマンコミュニケーション)
↓
声とことばと全身を使った
↓
発する側は、受け手が受け易く分かり易い発信をする。
↓
私の思いを私の事情でそのまま発語発信しない癖をつける。
↓
思いを先行させず、語を選び、分かり易い言葉と声で発話する。
↓
必ず受け手の反応を受けながら(視覚)、自分の声を聴きながら。
[3]演習
生活語の生きた発語、伝わる発話の練習
(1)名詞および固有名詞
<演習1>一人で各々を読んでみる
<演習2>二人一組になり読む。言葉を交互に伝える。(かけあい)
◎相手に伝えるのには、読み上げるのではなく、伝えるためのエネルギーが
いる。
・日本人は他人の前で個人的感情をむき出しにするのを良しとしない風習
がある。
・国会の発言は、個性を殺している。
◎発語には、
①表向きの意味だけを伝えるもの(情報言語)
②その意味を伝える目的、状態、感情等の人間情報
がある。
◎テキスト(言葉)の実感を持って相手に向かい、受け止め易い様に発話
する。
・はっきりとその言葉を具体的に思い描くこと。
例:"父"は音だけのチチを読んで、平板で記号のチチしか伝わらない。
・その言葉に発話者の人間性のファクターをのせる。
<演習3>
二人の距離を2メートル以上とって相手に言葉を伝える。
距離が増すと、届けるための力みが入る。
◎コミュニケートで重要なことは、相手によって変化してしまうし、変化できる
こと。
・言葉を相手に届けられるようにする→伝える
<演習4>
全員同時に自由歩行をしながら、自由に相手を決め発話しあう。
話された相手も自分のテキストを相手に話し返す。
・勝手に話すだけでなく、相手が受けたか感知する。
・受け手は聞き流さず全身で受ける。
(A)11時15分[伝えるムーブメント]→(B)認識し[受けたムーブメント]を返す。
◆本日の磯貝語録
伝える言葉は声でつくる。声は体でつくる。言葉は身体の響きでできている。
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