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俳優発声初級(1/22)                      《ことば系》

1月22日(火)俳優発声初級

講座テーマ「母音調音-ア」

[1]ストレッチ(戸村助手)
 ①身体の軸がぶれないように重心を捉えて首のストレッチ(前後、左右に倒す)
 ②鎖骨に両手を当てながら、イの口で唇を動かす 
 ③手のひらで唇と頬をマッサージする
 ④各自のペースで首を回す(左まわり、右まわり)
 ⑤手を組んで前に伸ばし肩甲骨を開く(八の字に動かす)
 ⑥手を組んだまま手のひらを外側にして上に伸びる。一度降ろしてまた上に
  伸びる。
 ⑦中心線を意識したまま腰から前に倒れる。そしてゆっくり起き上がる。
 ⑧左手を横にすっと伸ばして左側を実感してみる
 ⑨右手を横にすっと伸ばして右側を実感する。※この時、右足のつま先ポイ
  ント。
 ⑩両手を広げて大の字になり両側を捉えて中心軸を実感する
 ⑪腰から前に倒れてゆっくり起き上がる(ロールアップ)。軸をとらえ続ける。
 ⑫腰から上半身のみ左右にぶらぶらと腕を振る。そして膝を抜いていく。
 ⑬スタンスを広くとって股割りの姿勢になりながら肘で膝を開いていく。
 ⑭膝に手をつっぱらせてバウンド。そして肩入れ(左右)。
 ⑮股関節をゆっくりと元に戻して回復運動
 ⑯止めない!ためない!閉じない!のこんにゃく体操
 ⑰開脚正座になり床打ち(各自のペースで)

[2]磯貝塾長
 ・1月20日に行った試演会についての総評
  舞台から生き抜く強さと身につけてほしいと思っての試みであった。
  一語一語の音とセリフをとどめておく時間が短い。やりながら、自分に
  うそをつけるか?虚と実を行ったり来たりすることが芸である。
  一語一語の語に虚をつけることができるか。音から実感できるか。
  音声が身体化することで情が動き出す。
  舞台芸能は、芸のわかる人間が見に来るものである。

[3]発声講座「母音調音」
 ◎身体の真ん中(顔、頸部の正中面)が鳴っていると効率よく明瞭な響きの
  声が作れる→左右に散ってはだめ
 (1)前回の復習として「i」「e」を出してみる(eは下顎オトガイ音に)
 (2)「a」下顎の奥から下前歯に向かって出す。口の中で音をつくりオトガイ筋で
   支え反射させる。
 (3)母音調音テキスト[a]を使って読んでいく
  ・音を下(前頸部)をゆるめて流さない
  ◎口の中を下で押したりなめたりして舌筋の力をつける
  ・母音は喉と舌が大切である※配布テキスト、舌部解剖図を見る
  ・声と言葉のことはやりすぎるとつぶれてしまうから注意すること 
  ・縦口にして舌小帯を閉めることができるとよい音がでる
  ・声がよくなるには下顎の下(舌骨まわり)の鳴りをどのように口腔(上顎骨、
   奥壁)、鼻腔に響かせるかである。
  ・よい笛にしたかったなら日常的に使ってない音をたくさん出す練習をする
   こと。
  ・自分の喉や舌の状態を知ることで連動して声がよくなっていく。
   それができた後で音や語にはいっていく。
  ・ことばは読んだり喋ったりする直前に喉位置、舌形、口唇形などの形を
   瞬間つくり(かまえをつくる)音にする。

<役者の実と虚>

        <実>                     <虚>
       演じ手の私                劇中の役の私
①私自身を正確に把握実感              ×
       (実)
②     ―――→             テキストから役の情態を認知する   
                                 (虚)
③役の情態を自身に移し実態化させる      ←―――
      (実の虚)
      ―――→             役の虚体の中に演じ手の実を入れ
                         感念的でなく生々しい実態をつくる
                               (虚の実)

◆本日の磯貝語録
 音声の身体性が低いと喋り手も聞き手も生(なま)の実感が少ない。
 良い母音を持つことは、良質な言葉を持つための基本である。 

◆本日の感想
 人の音声は直せば直せることを知った。また、自分でも気付いていない自分の
 声も少し手を入れると直るし、そのための方法がたくさんあることを知る。後は
 やるだけ。続けるだけ。訓練だけです。  
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