講座テーマ「三島文学と戯曲(1)」
[1]三島劇と近代能楽集について
(1)ペーパー資料により三島作品リストを知る。
(2)近代能楽集についてドナルド・キーン氏の後書きを読む
[宿題]
・卒塔婆を調べる
・小町を調べる
能楽(ノンリアル/リアル/デフォルメしたやり方あり)
↓聞かせる
オペラである 能楽と本舞台との共通項
・ひとつ舞台
・シテとワキ(主人公は2人)
現実の自分と実感した現実でない自分。
現実から変わったときに状態が変わり声が変わった。
芸能のすごさ→普遍性を持っている。→体の真に置いておく。
↓
世界に通じる
[2]卒塔婆小町演習
・三島作品には
人の性を
①男性は男性の中の性を知らず、むしろ女性の方が知っている。
②女性は女性の中の性を知らず、むしろ男性の方を知っている。
場合が多い。
男性の方が老婆のことが腑に落ちる。
・能楽は、身体で演じる。観念的にしない。
・彫刻のような正確さが必要。
・女性が男をやることで、自分が女のように感じる。
・女を磨く(無駄なものを捨てる)。
・役は明るく作る。
◆本日の磯貝語録
自分の役を疑いを持たずに接しない。(必ず疑いを持って)自分の理解の幅
を狭めない。考えもしないことを見つけ出すこと。普通や常識はなるべく避け
る。
◆本日の感想
「卒塔婆小町」を読む。男性も女性も、劇中の老婆役を読む。男性は裏声で
女を演じた。自分の実体とずいぶん離れたものとなり面白かった。
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