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市民発声・呼吸法(2/16)                    《共通系》

2月16日(土)市民発声・呼吸法

講座テーマ「はっきりとした言葉づくり③ 文読み」

[1]ストレッチ(磯貝塾長)
 ・座った状態から息を吐きながら体を前に倒す。息を全部抜ききる感じで。
 ・足首をほぐす。
  寝ているときの足の動きを研究している人によると、よく動いているほうが
  健康で丈夫な人らしい
 ・座ったまま足踏み
  重心を降ろすことに重点を。普段意識しない足の裏と、体全体がつながって
  いるという実感を得る。
 ・足踏みと同じ要領で手打ちを行う。
 ※ストレッチというのは、筋肉をほぐす。通常では縮んでいるものをゆっくりと
  稼動しやすい状態にするものだが、手打ち足うちはもっと急激に血をめぐら
  せるもので、効率がよく、日本古来ののもにある日本的なもので日本人には
  あっている。体の末端まで降ろす、降ろすが基本
 ・立って足踏み。
  打ち当てて打ち鳴らすのではなく、打ち抜く。言葉も同じ。

[2]文読み「人はなんで生きるか/トルストイ作」 
 ・声を出す前に喉をほぐす。手でさする。首を倒す。口の中の筋肉を広げる。
  舌を様々な形に。
 ・我々は伝達度の高い音声を目指す→どのような体の操作が必要か。
 ・日本人はだいたい似たり寄ったりの考え方でやっている。
  →言葉の厳密度が違う(多種多様な人種のある外国と比べると)
 ・現代語は方言が多い→男女差もなくなっている。
  →ら抜き言葉(見れる、見られる、だと反対の意味)
 ・鼻が利くかどうか。昔の人は目でやるのではなく鼻を見せる。
  自分は違和感があっても外からは通じているように見える。
 ・唇の内側を使って喋るとクリア。音声で言葉の意味を表せる。
  歯で唇をしごく、真ん中を閉じる、真ん中から息をまっすぐ吐く
  顎、舌と下顎がいかに離れるか→なるべく声帯が開きすぎず、閉じすぎない
  状態で

 ・読む
  自分の意識を外に、聞き手を意識
  ※出す意識、まずはこれが基本
  漢字、数字、カタカナなど読み替えてみる
  セリフ、しゃべりかける、地、語りかけるの読み替え
  →この意識のあるなしで聞きやすさが全然違う

 ・聞き手は一人の確立した人間だ、人格者だ、そのためにしっかりと伝えない
  といけない
           ↓
  こう思うことからコミュニケーションが始まる。

  Aさん:サ行が苦手。「それ」等。
   句読点は自由→苦手なところに赤をつけて、その前でしっかり準備をする。
   構えを作って、それをくずさないように。
   ラ行が広すぎで「レ」が「デ」に近くなっている。
   「それ」サ行の「ソ」をつくり、その口で「レ」をやりあげる。
   ※音のことをするときは意味を考えない。音のみに集中。
  Bさん:「腹の中で考えた」の表現。
     完全に誰かに対して発している表現になっていた。
  Cさん:聞き手に対する想像力が出てきた。
     最初のころの棒読みとは違ってきた。
  Dさん:文を達者に読みすぎた。聞き手のスピードは読み手のスピードよりも
     ずっと遅い。ただ、情報だけ伝わるスピードだと読み手がどう思って
     いるかが伝わらない。

◆本日の磯貝語録
 ただ読む、ただ喋る、これをやめる。必ず受ける人、伝える人を想定する。
 その上で、聞き手に対して語りかける、喋りかける。 

◆本日の感想
 きちんと言葉をやろうとすると本当に難しい。しかし、自分で気づかない点を
 的確に指摘していただけるので、とても有益である。本来なら、このような指導
 が義務教育のなかに組み入れられてしかるべきだと思う。
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