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声・ことば指導法(4/13)                     《ことば系》

4月13日(日)声・ことば指導法

講座テーマ「ストレッチについて」

[1]ストレッチの目的と方法の分類(磯貝塾長)
 操体法・・・動きたいときに、動ける体を作る方法
 〈準備目的〉柔軟運動、流気運動、整体運動、ウォームアップ
 〈強化目的〉筋肉(力)系、保持力、瞬発力、他
 〈表現〉・・・身体表現を具したストレッチ。レベルに合った指導法がある。

[2]基礎的柔軟運動(館林講師)
 1.両腕を伸ばした状態でぶらぶら振る。(前後・左右、膝を柔らかく使って。)
 2.片足ずつ足をぶらぶら振る。
 3.骨盤まわし。(脇腰を腕で掴んでくねくねまわし動かす。)
 4.立位体前屈。腰に糸を付けて左右それぞれ上方へ引っ張られる感じ。
  (踵を離さない。膝を伸ばす。手を離さない。)
 5.開脚屈伸。呼吸をつけてゆっくりと左右へスムーズに動く。
  ・右脚開脚屈伸(吐く)→両足開脚(吸う)→左脚開脚屈伸(吐く)
 6.座位骨盤まわし。座して開脚し、骨盤を前後に動かす。股関節をまわす。
 7.座骨歩き。(上体を振らずに左右の座骨が前に進んで行くようにする。)
 8.仰向け寝での腕と胸の開閉。
  ゆっくりと体を倒し仰向けに寝る。→ゆっくりと息を吸いながら両腕を肩の高さ
  で開いていく。
  (手は床から少し浮かす。)→ゴムまりを潰すように、息を吐きながら腕を閉じて
  いく。
  →息を吸いながら、ゴムが掌に張り付いているように、腕を広げていく。
  ・上記一連の動作を数回繰り返す。
 9.仰向け寝で踵を前後に動かす。(連動して全身(特に背骨)が動くように。)
 10.仰向け寝で両膝を立てた状態から、膝を片側ずつ左右に倒す。
  (重力に任せる。顔は倒した方向と反対を向く。)
 11.仰向け寝で全身を伸ばして深呼吸。
  (手先、足先がそれぞれ反対の方向に引っ張られる感じで。)
 12.空間を暖める。
  立位体前屈から腕が8の字を描くように上体を揺らす。
 →上体を徐々に起こしていき、両手と上体で8の字を描きながら回りの空気を
  暖めていく。
 →暖めていく空間を上下左右に広げていく。(8の字を描く速度を一定にしない)
 13.ジャンプ
  頭頂に紐をつけ、放り上げられる感覚でジャンプ。(腕や肩の力は抜いてお
  く。操り人形のように。)
 <ジャンプ応用1>何度目かのジャンプの後、ストーンと落ちるように着地し、そ
  のまま膝の中に体を沈めてしゃがみ込む。(膝を柔らかく、バネのように。力で
  無理に沈みこまない。)
 <ジャンプ応用2>ジャンプの後、着地と同時に後ろに転がって勢いを逃がす。
 <ジャンプ応用3>ジャンプの後、着地と同時に後ろに転がって勢いを逃がす。
 (ジャンプをして転がるまでの動作を流れるように一連の動きとして行う。)

[3]呼吸のためのストレッチ
 1.丹田、骨盤
 a)丹田の位置を指先で押し入れる。→手を緩める反動で下腹が前に出る。
 b)丹田の位置を指先で押し入れる。→手を緩めずに丹田で指を押し戻す。
 c)開脚して座り、丹田を出し入れしながら骨盤を前後に動かす。(慣れてきたら
  呼吸をつける。)
 d)c)と同じ姿勢で脚の間に水入りダライを置いた感覚で、タライの中の水を回
  して揺らす。(丹田の出し入れと骨盤の回転。)
 2.仙骨
  二人一組で、一人が体を丸めた姿勢でうつ伏せになり、仙骨とその周りをも
  う一人が押しほぐす。
 3.肋骨
 a)四つん這いになり、胸を開きながら、胸(肋骨)を下ろす。
  →背中(肩甲骨)を開きながら引き上げる。(どちらも息を吐きながら行う。)
 b)床に座り片手を床に着き、反対側の手を上後方に引き伸ばす。
  (肋間を伸ばす。)(左右それぞれ行う。)
 4.骨盤傾斜
  膝を開いて立て仰向けになる。→息を吐きながら恥骨部を引き上げ骨盤を
  傾ける。 (丹田は床に降りるイメージ、背中は浮かないように。)
 5.ヒップリフト
 膝を閉じて立て仰向けになる。→骨盤と背中全体を引き上げる。
 (膝を緩めない。腰部・背部・臀部・大腿部など身体の裏側を使う。)
 6.リフティング(腰部強化)
 壁に背・踵を密着させ腿挙げ。

[4]発声のためのストレッチ強化
 1.首前面のストレッチ
  オトガイ(下顎の先端)を突き出すようにして顎をゆっくり引き上げていく。顎の
  下に両親指を添え、引き上げる。
 2.首後面のストレッチ
  両手で後頭部を抱え、頭と腕の重さで首を前に倒す。(力を入れて引っ張ら
  ない。)
 3.首側面ストレッチ
  片手で頭を横に倒し、頭と腕の重さで首を横に倒す。
 4.胸鎖乳突筋に沿って指で押していく。
 5.延髄点(ぼんのくぼ)、眼点(延髄点の両側)、頸椎の両側を第七頸椎までペ
  アで交互に押す。
 6.胸回し
  胸で大きく円を描くように動かす。(左右それぞれに回す。)

◆本日の磯貝語録
 カルチャー(文化)には必ず種がある。それを様々な方法で耕し花咲かせる
 が、その種こそがアーツである。カルチャーがアーツを育てることはない。アー
 ツのないカルチャーはじきほろぶ。

◆本日の感想
 昨年度受講の地方塾メンバーに加え、グレードの高い方や多勢が参加してい
 ます。自分でやるのではなく「人に」させるやり方をうまく見つけて行きたいと
 思います。
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